エッセイ  - 麗しの磐梯 -

「心豊かな日々」をテーマに、エッセイやスケッチを楽しみ、こころ穏やかに生活したい。

エノキの葉の瘤

2012-06-02 | 自然観察

   庭のあちこちに榎が生えてくる。いつも枝を切り詰めているが、かなり太い、いい盆栽風に育ったものもある。
最近、エノキの葉に小さなこぶが沢山出来ているのを見た。気持ち悪いが触ると固く、つまむと葉がくっついて取れた。

ネットで調べると、「エノキと生きる」というブログを見つけた。不思議な瘤は何者かすぐに分かった。
この瘤はエノキハトガリタマフシと言うもので、エノキトガリタマバエの幼虫が入っているらしい。

ネットの写真を見てルーペで覗きながらナイフで切ったが、空洞に虫らしいものはいなかった。
白い瘤は6月ころ茶色になり、地上に落ちる。そのまま地上で、虫こぶの中で翌春まで休眠し、蛹化する。それは新葉が出てくる直前に羽化して産卵するという。
他にも記事は沢山あったが、成虫のハエの写真は見あたらなかった。
自然界は不思議いっぱいだ。
  そのブログには「日本では、569種の植物に虫こぶがつくられることわかっている。
虫こぶは、芽、茎、葉、蕾、花、実、根など、様々な部位につくられる。」とあった。
 また、身近にときどき見つける不思議を調べてみたい。

 

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