台風4号が接近し始める前の梅雨の晴れ間、ゆっくり里山を巡った。きのうは体力維持のためとは言え、少し歩きすぎたようだ。
いつになく帰りが遅かったので、近頃、近辺で熊が出没している事もあって、家族が心配していた。
ほんの山際を歩いているが、結構いろいろなともに再会している。 アカタテハが食草に止まっていた。
ヒメジャノメは日陰好きだが、かんかん照りの田の畦のイネ科らしい葉に産卵していた。
今年は、ルリシジミ、ツバメシジミ、ヤマトシジミもなんとなく少ないような気がしている。ヒメシジミを心待ちにしていたがツバメだった。
クロアゲハ、ウラギンスジヒョウモン、イチモンジチョウにも会えた。
アカタテハ
クロアゲハ ウラギンスジヒョウモン
ウツギに止まるイチモンジチョウ
いつものイタヤカエデの樹液にミヤマクワガタが来ていた。これから、このレストランにはいろいろな面々が訪れる。
よく見かけるのは、キマダラヒカゲ、コムラサキ、クロヒカゲなど。ノコギリクワガタやスズメバチなども仲良く集まってくれる。
写真を見てミヤマクワガタの上に写っていたのは、図鑑からヨツボシオオキスイであることが分かった。
今日もサラサヤンマが縄張りをパトロールしていた。いつもいるシオヤトンボの姿が見えなかった。
ほとんど往き来のない農道には、フキやヨモギが膝ほど伸びている。ゆっくり進むと、アマゴイルリトンボがスイスイ舞っていた。
ヨモギの葉裏に長い触角が見えた。キボシカミキリかと思ったが、かなり大型だ。何とも臆病で、手てを近づけるとぽとりと草むらに落ちた。
拾って野バラに捕まらせ、模様をよく観察し写真に撮った。背中の模様は黄色いが、シロスジカミキリに違いない。
ハラビロトンボも、成熟の違いのいろいろなタイプを観察した。
オゼ、エゾイトトンボがすっかり少なくなり、変わってオオイトトンボ、アオイトトンボが発生し始めた。
クロスジギンヤンマが相変わらず時間をかけて産卵していた。
ニホンカワトンボ♂ 橙色翅型 ♂ 無色翅型
これからは、チョウトンボ、マダラナニワトンボが待ち遠しい。もちろん、ヒメシジミも・・・。
田んぼの畦に泡状の卵があった。シュレーゲルアオガエルの卵だろう。
よく似たモリアオガエルは、水面にせり出した木の枝に泡状の卵を産む。この畦で孵化したオタマジャクシは上手に水面に落下出来るのだろうか。
梅雨の晴れ間、昨日も続々と新しい友との再会ができた。
雄国山麓に、ジャコウアゲハを見に行った。Tさんの畑ではもう夏ソバが花を咲かせていた。
トルコキキョウかと思いきや、今は何とか?という横文字の花、出荷を終えた花がきれいに咲いていた。
タチアオイもきれいに咲いていた。会津若松市の花だ。
広田の手前で、郡山からの列車が通り過ぎていった。
久しぶりに日橋川の流れをしばし眺めた。
ゆく川の流れは・・・・・。あれから何年もの月日がが流れて行ってしまった。
こうして、止まることなく、時が流れていく。
風呂に入り、写真を整理した。今日一日の、偶然の出逢いに感謝しながら、両足首に湿布を貼っている。