9月になり、三日にあげずマダラナニワトンボの現れるのを待った。
今日は、月末の検診日、内科と久々に眼科の受診だった。相変わらずだが、年に1度で良かった眼科、2ヶ月後にまた来なさいとのこと。
何とか元気に過ごしているが、すっかり病人であることを再認識させられた。
昼過ぎ、曇り空から晴れ間が覗く。例年からもう3週間も遅れているマダラナニワトンボの姿が浮かんだ。また、いつも見かけるポイントを目指した。
池の辺に昔の面影を抱きながら近づくと、シマヘビがとぐろを巻いていた。とぐろを巻くシマヘビは初めて見た。すっかり冷え込んできた秋の陽にのどかなくつろぎの姿勢か。
午後3時近く、アキアカネ、ノシメトンボが少し増えたか、でも、待ち焦がれている黒い赤トンボはお出ましにならない。また、ウラギンヒョウモンが産卵していた。
マユタテアカネ ♂ ノシメトンボ ♀
アキアカネ ♂ ♀
場所を変えて、アマゴイルリトンボの里へ回ってみた。まさかここで彼女に会えるとは思ってもいなかった。ヒョウモンチョウを追いながらソバ畑のあぜ道を歩いた。
秋の静けさを堪能しながら数百メートルのソバ畑の畦を往復した。帰り道、ふと黒く熟してきたソバの実の上の赤トンボを見ると、なんと愛しの君ではないか。
待ちに待ったマダラナニワトンボが目の前に。 嬉しかった。 よくぞ姿を現してくれた。
例年より2週間ほど遅い発生だ。ひょっとしたら今年は駄目かと、不安がもたげてきていた。思わぬ再会、15,6分しっかり撮影させてくれた。
マダラナニワトンボはマユタテアカネよりまた小さく、翅の基部の橙色斑からメスのようだった。
先ずは、たった1頭だったが幸運にも出会うことが出来た。発生がこれからで、じきにペアになって産卵する光景を見たいと願っている。
今回撮影は午後3時半を回っていた。