エッセイ  - 麗しの磐梯 -

「心豊かな日々」をテーマに、エッセイやスケッチを楽しみ、こころ穏やかに生活したい。

待ちに待ったマダラナニワトンボ

2012-09-25 | 昆虫

 

  9月になり、三日にあげずマダラナニワトンボの現れるのを待った。

今日は、月末の検診日、内科と久々に眼科の受診だった。相変わらずだが、年に1度で良かった眼科、2ヶ月後にまた来なさいとのこと。

何とか元気に過ごしているが、すっかり病人であることを再認識させられた。

 

  昼過ぎ、曇り空から晴れ間が覗く。例年からもう3週間も遅れているマダラナニワトンボの姿が浮かんだ。また、いつも見かけるポイントを目指した。
 池の辺に昔の面影を抱きながら近づくと、シマヘビがとぐろを巻いていた。とぐろを巻くシマヘビは初めて見た。すっかり冷え込んできた秋の陽にのどかなくつろぎの姿勢か。

 午後3時近く、アキアカネ、ノシメトンボが少し増えたか、でも、待ち焦がれている黒い赤トンボはお出ましにならない。また、ウラギンヒョウモンが産卵していた。

マユタテアカネ ♂                                    ノシメトンボ ♀

   

 

アキアカネ ♂                                        ♀

 

 場所を変えて、アマゴイルリトンボの里へ回ってみた。まさかここで彼女に会えるとは思ってもいなかった。ヒョウモンチョウを追いながらソバ畑のあぜ道を歩いた。

 秋の静けさを堪能しながら数百メートルのソバ畑の畦を往復した。帰り道、ふと黒く熟してきたソバの実の上の赤トンボを見ると、なんと愛しの君ではないか。

 待ちに待ったマダラナニワトンボが目の前に。 嬉しかった。 よくぞ姿を現してくれた。

 例年より2週間ほど遅い発生だ。ひょっとしたら今年は駄目かと、不安がもたげてきていた。思わぬ再会、15,6分しっかり撮影させてくれた。

  

  


 マダラナニワトンボはマユタテアカネよりまた小さく、翅の基部の橙色斑からメスのようだった。

 先ずは、たった1頭だったが幸運にも出会うことが出来た。発生がこれからで、じきにペアになって産卵する光景を見たいと願っている。

 今回撮影は午後3時半を回っていた。

 

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