エッセイ  - 麗しの磐梯 -

「心豊かな日々」をテーマに、エッセイやスケッチを楽しみ、こころ穏やかに生活したい。

彼岸のお中日

2014-03-21 | 日々の生活


 朝の内に.ようやく雪の消えたお墓にお参りした。生花を供え、線香を焚いた。
一番奥の会津初代のご先祖さまご夫婦にもそれぞれ一輪を供えた。
香炉にたくさん線香を焚き、今の家族の健康を告げた。

 

 お城本丸で予定されている会津彼岸獅子の舞を見に向かったが、昨年は温かく穏やかなお彼岸だったのに、今日は雪まじりの冷たいみぞれで、会場が武徳殿に変更となった。
  天寧寺の保存会による舞に、観光客や市民、テレビ局スタッフなど、大勢が詰めかけていた。

   

   

      

  例年同じことの繰り返しだが、墓参して伝統の舞いを見て心がすっきりした。

 新しい季節を元気に過ごしたい。

 


自然の知恵を暮らしにいかす

2014-03-21 | 日々の生活

                                    【裏の高校  雪の解けたグランド整備、みぞれの中いよいよ野球練習がはじまる 】

 

昨日の朝4時台 、ラジオ深夜便の〔明日へのことば〕を聴いた。
「自然の知恵を暮らしにいかす」初めて聞く石田秀輝氏の話だった。

  ネットで検索すると、“かしこい生き方を考える”をコンセプトにしたサイト『COMZINE』で、放送のインタビューと同じような内容の東北大学大学院教授 石田秀輝氏の記事を見つけた。
 ネーチャー・テクノロジーを提唱する石田氏の話で、タイトルは「自然のすごさに学ぶ 新しいものづくりの形を提案したいのです」とあった。
 見出しには ・【自然を模倣するだけではない リ・デザインしてものをつくる】
          ・【日本人だからこそ感じることができる 自然のすごさの本質】
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○環境問題を非常に深刻だと受け止めつつも、科学技術の発達によって受けた「もの」の恩恵を捨て去るのは非常に辛いと語る。
○人間は欲望の遺伝子を持っている生物なので、一度得た快適性、利便性を捨てるのは難しいという。
○人間の欲望を満たし、かつ環境の負荷を減らすことを両立させるものづくりを考え、「ネーチャー・テクノロジー」に到達した。
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放送でも紹介があったが、・あわのお風呂、・ヤモリの足、・カタツムリの殻などの発想には感嘆した。

 ときどき「豊かさ」を思うとき、清貧の思想、良寛の無一物の精神など、心の内に本当の豊かさを求めてきた  でも、客観的にテクノロジーを見つめる方向は確かに気持ちが楽になる。これは技術者の当然の考えなのかも知れない。

 これまで豊かになった人間の欲望は、さらに何処まで膨らんでいくのだろう。 

 こうして人間本来の欲望を仕方なく受け入れる心と、良寛の足を知る心とを両輪としての生き方が求められるのだろうか。

 そしてまた、日々の生き方を内省する心は失われないだろうか。そんな心配をしている。