義兄の一周忌法要のため、春の信州へ。つかの間の1年だったような気がする。
1年前に別れた兄の在りし日の面影を見つけてきた。
一緒に行った長峰山、もう一度残雪さわやかなアルプスを望んだ。
乗念は春霞に煙り、犀川が輝いていた。 爺ヶ岳、鹿島槍ヶ岳、五稜岳などが真白くさわやかに見えた。
昨年の乗念岳
林道では所々にダンコウバイが咲いていたが、松枯れは昨年より進み、ビニールにくるまれた伐採された松の木があちこちに見られた。
アブラチャン?
安曇野の義姉の庭は色とりどりの花が咲き乱れていた。
自然はすべてが会津より早い印象がした。
一周忌は、読経の中、焼香をし、すぐ裏山のお墓に参った。
ゆかりをのある親戚と食事会のあと、ひとり集落のまわりを歩いた。 実家へ戻ると、裏山沿いの田を歩くのが常だった。
フキノトウ、ルリタテハ、ジョウビタキ、ダンコウバイ、 シナノタンポポか。妻のふるさとの自然を撮った。
いつも、静かな第2のふるさとが迎えてくれた。
シナノタンポポだろうか。(お墓の脇で)
タンポポハンドブック(保谷彰彦著)には、
シナノタンポポ 主に甲信越に分布する。里山の2培体タンポポ
外片は内片の1/2~2/3ほどで、卵形~広卵形。
角状突起はないが、こぶ状。緑毛がある。
また、エゾタンポポの解説には 3,4,5倍体
総包はシナノタンポポと似ている。
総包片は幅が広く全体にぷっくりした感がある。
花茎の上部には白い毛が目立つ。
《アンズの里 森》
翌日、結婚前に義兄に連れて行ってもらった聖高原をまわり、アンズの里へ立ち寄ることにした。
半世紀も前、蘇る思い出を辿った。
《ヒメシロチョウ》
ここで、思いがけない出合いがあった。ヒメシロチョウだ。
土手のオオイヌノフグリに吸蜜するヒメシロチョウ春型を撮った。ツルフジバカマもすっかり伸びていて驚いた。
このヒメシロチョウ、会津では絶滅が心配されている。
《海は広い》
ゆっくり走った。海が見たくなり、柿崎インターを降りた。
日本海の涼風に吹かれ、打ち上げられた貝殻を拾った。
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長距離の運転で、なかなかは疲れが取れない。
2~3日の留守にも、庭のみどりはめっきり春めいた。
我が家の庭 つぼみも見えなかったエゾエンゴサクやキバナアマナが咲いていた。
家を離れた2~3日、普段の雑務から離れたしばらくのひととき、気持ちの上ではゆっくりできた。
昨日からまた、雑務が始まった。
明日地区役員会、そのあと総会。町内の子供会、つくも会も始動する。
日曜日は、山の会の総会も控えている。続いて、通院・・・・。自分を見失わないようにと、意を新たにしている。