今日の里山、目的は初夏の女神ウスバシロチョウだ。
ウスバシロの里は、例年より早く食草のムラサキケマンが満開状態だった。
どこかからたおやかに舞ってくるかと待っていたが、未だ発生は早いようだった。
林の中を巡った。コンロンソウが満開だった。一角に茶色い斑が入ったミズヒキがそこだけに群生していた。
ゼンマイ
ボケ満開 ウワミズザクラ
キイチゴ
トチの花
ニホンカワトンボもそろそろと、戸の口堰を歩いた。これも未だ早いようだった。
ウスバシロを待つセイヨウカラシナ チゴユリ
市街地ではセイヨウタンポポが多いが、林道では雑種も多い。
確かに山の方はエゾタンポポがほとんどだが、雑種も入り込んでいる。
種類は、総包のめくれ方、総包外片、内片の長さの違い、角状突起の形、概ね生息分布する地方等を参考に区別するが、
最終的には、花粉や遺伝的情報が必要になる。
筒咲き
エゾの雑種か
同じ株から舌状花も
シオヤトンボ、未成熟の♂か♀か区別は難しい。
ネコノメソウに小さな種が。
午前中、曇り空からときどきポツリポツリ、雲の合間からときどき陽が射した。
1時間足らずの観察だったが、タンポポは正解だった。
他に廻りたいところがあったが、風が強くなりまたの機会にした。
今日も、それぞれの命に癒された。