エッセイ  - 麗しの磐梯 -

「心豊かな日々」をテーマに、エッセイやスケッチを楽しみ、こころ穏やかに生活したい。

今年も 筒咲きタンポポ発見

2018-05-05 | 自然観察

今日の里山、目的は初夏の女神ウスバシロチョウだ。

ウスバシロの里は、例年より早く食草のムラサキケマンが満開状態だった。

どこかからたおやかに舞ってくるかと待っていたが、未だ発生は早いようだった。

  

林の中を巡った。コンロンソウが満開だった。一角に茶色い斑が入ったミズヒキがそこだけに群生していた。

 

  

  ゼンマイ   

    

 ボケ満開  ウワミズザクラ

   キイチゴ

  トチの花

ニホンカワトンボもそろそろと、戸の口堰を歩いた。これも未だ早いようだった。

   

 ウスバシロを待つセイヨウカラシナ  チゴユリ

市街地ではセイヨウタンポポが多いが、林道では雑種も多い。

確かに山の方はエゾタンポポがほとんどだが、雑種も入り込んでいる。

種類は、総包のめくれ方、総包外片、内片の長さの違い、角状突起の形、概ね生息分布する地方等を参考に区別するが、

最終的には、花粉や遺伝的情報が必要になる。

   筒咲き

   エゾの雑種か

    

同じ株から舌状花も 

シオヤトンボ、未成熟の♂か♀か区別は難しい。   

 ネコノメソウに小さな種が。

午前中、曇り空からときどきポツリポツリ、雲の合間からときどき陽が射した。

1時間足らずの観察だったが、タンポポは正解だった。

他に廻りたいところがあったが、風が強くなりまたの機会にした。

今日も、それぞれの命に癒された。