所用有りてほんの少しの数分の滞在だったが、ウスバシロの里の様子を見に行った。
強い風に乗りながら数頭がたおやかに舞っていた。「おやかな」という表現がぴったりだ。
これからしばらく、初夏の女神を観察できると思うと嬉しい。
ウスバシロの食草はムラサキケマンだけと思っていたが、図鑑ではエゾエンゴサクも載っていた。
また、黒い翅の変異個体に逢いたいと思っている。
このチョウ、産卵は食草でなく付近の石や枯れ葉や枝などに産卵するという。
初夏に産み付けられた卵で冬を越し、春に孵化してムラサキケマンの葉や花をたべる。
枯葉の間に糸で繭を作って蛹化するという。ともかく変わったチョウだ。
今年は産卵の様子と卵を見てみたいと思っている。