エッセイ  - 麗しの磐梯 -

「心豊かな日々」をテーマに、エッセイやスケッチを楽しみ、こころ穏やかに生活したい。

マンサクを撮る  ヒメシロチョウの蛹

2019-03-13 | 自然観察

マンサクを撮りに出かけた。何度目か、マンサクに興味が湧いた。

「マンサク」は早春に咲くことから、東北地方で訛った「まんず咲く」からとの説もある。

フキノトウが顔を出し始めた。ヒュウガミズキは未だ早いようだ。

 ヒュウガミズキ

 

  

  

 

前年の葉の付け根から短い花序を出し開花。見事だ。

一つの花にはがく、ひも状のよじれた花弁を4枚、4個ある雄蕊や仮雄蕊、2本の花柱を持つ雌蕊を観察した。

花の時期以外は、あまり関心を持たなかったが、

花のあとの芽吹きから、実や種ができるまでを観察してみたいと思っている。

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庭の雪囲いを外した。ヒメシロチョウの蛹も無事だ。

  

  

 

 


 賢治の世界 人々の幸せ

2019-03-13 | エッセイ

 

 「全世界の人々が幸福にならないうちは、個人の幸福はあり得ない。」

これは尊敬する宮沢賢治の重く深い、崇高な言葉だ。

世界各地で続いている武力や経済紛争を思う。

人類の歴史は争いの歴史と言われるが、それは、人間の本性に起因しているのかも知れない。

飢餓や貧困、食糧難、核やテロなどの課題、さらには、環境破壊や地球温暖化など地球規模の問題、日常の生活上のトラブルまで、

すべては人間の我慾、愚かさによるものと考えざるを得ない。 

ときどき、賢治の心に響く詩 『雨ニモマケズ』を声を出して読んでいる。

そこにはそうありたい愛情に満ちた人間像がある。

「ヨクハナク ケッシテイカラズ イツモシヅカニワラッテヰル」

「ミンナニデクノボウトヨバレ ホメラレモセズ クニモサレズ」

「サウイフモノニ ワタシハ ナリタイ」  

人間が皆、この素晴らしいデクノボウであれば、個人も、世界中の人々も幸せになれるのではないだろうか。