春を思わせる穏やかな日曜日となった。
孫たちに食事を誘われたが、僕は里山へ、ばーちゃんだけがご一緒した。
例年、この時期には、スノーシューで林間を巡ることはあったが雪のない里山を巡ることはなかった。
子どもの森公園をのぞき、小田山へ寄った。
シーズン中はしばしば訪れるが、真冬の、まだ1月に行くことはなかった。
池の周りをゆっくり歩いて冬を探した。動くものはない。
0.058(μSv/h) イノシシの掘り跡
春を思わせる陽に、いくつも転がるりドングリに伸び始めた根が見えた。毎時0.23マイクロシーベルト)
夏にはオニヤンマが行き交うせせらぎのほとりには、もうミズバショウが伸びていた。
キアゲハの幼虫が付くセリも鮮やかな緑色に浮かんできた。
ナツツバキ
実が膨らみ始めたマユミの枝にセミの抜け殻を沢山見つけたっけ。
途中で雨が強まり、駆け足でバスに飛び乗った。そんな雨の中の自然観察を思い出した。数ヶ月前の思い出だ。
こうして、時が流れていくのだ。
久しぶりに小田山公園へ寄った。いつの間にかあちこちに案内表示が立派に建てられていた。
柴五郎、田中玄宰などの名前に古の城下町を思った。
静かな林間にさえずりが聞こえ、突然、目の前にカケスが飛んできた。
西軍の砲台跡からお城を眺めた。ふと、150年前を偲んだ。
残念ながら磐梯は裾野だけが白く輝き、雲の中だった。
クロモジつぼみ
こう温かいと、雪が積もることはあるのだろうか心配になる。
今年は、本格的寒さもなく春を迎えそうな気がする。