エッセイ  - 麗しの磐梯 -

「心豊かな日々」をテーマに、エッセイやスケッチを楽しみ、こころ穏やかに生活したい。

福寿草の群落

2021-03-17 | 自然観察

子規の句に ”毎年よ彼岸の入りは寒いのは” がある。

子規が、”暑さ寒さも彼岸まで”と言ったら、お母さんがこう答えたそうだ。(今朝の毎日新聞:季語刻々)

彼岸を迎えたが、寒い。風が吹き体感からか、庭仕事もできない。

昨日(3/16)、午後からは雨の予報で、磐梯が見える午前中に崎川浜へ向かった。

途中、赤井あたりの田んぼのところどころにハクチョウが群れていた。

数日ぶりだが、崎川浜にはカモも少なく、白鳥はまったくいなかった。

早々に湖畔を離れ、お別れを前に餌をついばむハクチョウを撮った。

相変わらず、泣きあう声がつらく切なく聞こえた。

   

   

  

 

        

目的は、福寿草の群落を撮りたかった。

数日前まで土の見えなかった群生地、雪はほとんど消え、ところどころに咲き始めていた。

ときどき信州松本のブログ仲間の自然を見ているが、会津より春の花が早くて驚いている。

福寿草にしても、梅にしても10日ほどは早いようだ。

会津も寒いが、あれほど低い冬の信州の気温からして、驚きだ。

たぶん、積雪や日照時間などの違いなのだろう。

      

  

     

対岸に翁島を望む浜にも、何羽かコハクチョウが浮かんでいた。

  

  

北帰行の無事を祈って別れを告げた。

 

帰路、いつものように八田野の森をのぞいた。

マンサク、コブシ、ネコヤナギのふくらみは3~4日前といくらも変わらない。

   マンサク

花びらが赤い 

ヒュウガミズキ サンシュウそろそろ

レンギョウ  ボケ

  

 

 シデコブシ

  フサザクラ

思えば、いつも同じ命を見つめ楽しんでいる。

天気が良いと、毎日、同じものでも会いに行きたくなるのだ。

ときどき体調を壊すが、何とか歩ければいつまでも見つめていきたい。

あと何年元気で巡れるだろうか。元気でありたい。