子規の句に ”毎年よ彼岸の入りは寒いのは” がある。
子規が、”暑さ寒さも彼岸まで”と言ったら、お母さんがこう答えたそうだ。(今朝の毎日新聞:季語刻々)
彼岸を迎えたが、寒い。風が吹き体感からか、庭仕事もできない。
昨日(3/16)、午後からは雨の予報で、磐梯が見える午前中に崎川浜へ向かった。
途中、赤井あたりの田んぼのところどころにハクチョウが群れていた。
数日ぶりだが、崎川浜にはカモも少なく、白鳥はまったくいなかった。
早々に湖畔を離れ、お別れを前に餌をついばむハクチョウを撮った。
相変わらず、泣きあう声がつらく切なく聞こえた。
目的は、福寿草の群落を撮りたかった。
数日前まで土の見えなかった群生地、雪はほとんど消え、ところどころに咲き始めていた。
ときどき信州松本のブログ仲間の自然を見ているが、会津より春の花が早くて驚いている。
福寿草にしても、梅にしても10日ほどは早いようだ。
会津も寒いが、あれほど低い冬の信州の気温からして、驚きだ。
たぶん、積雪や日照時間などの違いなのだろう。
対岸に翁島を望む浜にも、何羽かコハクチョウが浮かんでいた。
北帰行の無事を祈って別れを告げた。
帰路、いつものように八田野の森をのぞいた。
マンサク、コブシ、ネコヤナギのふくらみは3~4日前といくらも変わらない。
マンサク
花びらが赤い
ヒュウガミズキ サンシュウそろそろ
レンギョウ ボケ
シデコブシ
フサザクラ
思えば、いつも同じ命を見つめ楽しんでいる。
天気が良いと、毎日、同じものでも会いに行きたくなるのだ。
ときどき体調を壊すが、何とか歩ければいつまでも見つめていきたい。
あと何年元気で巡れるだろうか。元気でありたい。