都月満夫の絵手紙ひろば💖一語一絵💖
都月満夫の短編小説集
「出雲の神様の縁結び」
「ケンちゃんが惚れた女」
「惚れた女が死んだ夜」
「羆撃ち(くまうち)・私の爺さんの話」
「郭公の家」
「クラスメイト」
「白い女」
「逢縁機縁」
「人殺し」
「春の大雪」
「人魚を食った女」
「叫夢 -SCREAM-」
「ヤメ検弁護士」
「十八年目の恋」
「特別失踪者殺人事件」(退屈刑事2)
「ママは外国人」
「タクシーで…」(ドーナツ屋3)
「寿司屋で…」(ドーナツ屋2)
「退屈刑事(たいくつでか)」
「愛が牙を剥く」
「恋愛詐欺師」
「ドーナツ屋で…」>
「桜の木」
「潤子のパンツ」
「出産請負会社」
「闇の中」
「桜・咲爛(さくら・さくらん)」
「しあわせと云う名の猫」
「蜃気楼の時計」
「鰯雲が流れる午後」
「イヴが微笑んだ日」
「桜の花が咲いた夜」
「紅葉のように燃えた夜」
「草原の対決」【児童】
「おとうさんのただいま」【児童】
「七夕・隣の客」(第一部)
「七夕・隣の客」(第二部)
「桜の花が散った夜」
御新造(ごしんぞ)とは他人の妻の敬称。本来は、大名の嫡子の正室を「御新造様」といい ましたが、江戸武家、大店、医師の妻を「御新造様」というようになります。幕府直参の武士の妻は「奥様」といいます
古くは、武家の若い既婚女性のこと。武家の妻、新造船に乗って嫁入りすることから、この名がある。のち富裕な町家の妻の敬称。特に新妻や若女房に用いました。
その後、一般に他人の妻女、特に若妻を新 造(しんぞ)というようになりました。特に姑(しゅうとめ)のいる妻女を御新造(ごしんぞ)と呼びました。
また、広く若い未婚の女性を言うこともあります。明治期には、良家の若い女性全般を表し、「御新造さん」と呼びました。
女房とは中世・近世、一般に女性、また、愛情の対象としての女性のこと。後に妻のことを指すようになります。
おまけの雑学
「与話情浮名横櫛」(よわなさけ うきなの よこぐし)とは歌舞伎世話物の名作のひとつである。通称に「源氏店切られ与三」(げんじだな きられよさ)、「お富与三郎」(おとみ よさぶろう)などともいわれます。
「もし、御新造さんへ、おかみさんへ… お富さんへ… いやさお富、久しぶりだなあ」はご存じ「切られ与三郎」が「蝙蝠の安五郎」とゆすりに入った家に昔馴染みの「お富」がいるのを見てびっくりして、頬かむりの手拭いをとって顔をみせながら言うセリフです。だんだん呼び方の格を下げていくところが醍醐味です。
下向きかげんにして手拭いをさっと頭からとってセリフを言うところは何ともいえません。有名なので皆様良く御存じだと思います。このあと、例の有名な長いセリフを言うわけです。
「しがねえ恋の情が仇、命の綱の切れたのを、どう取リとめてか木更津から、めぐる月日も三年(みとせ)越し、江戸の親にやぁ、勘当受け、よんどころなく鎌倉の、谷七郷(やつしちごう)は食い詰めても 面(つら)に受けたる看板の、疵(きず)がもっけの幸いに、切られ与三の異名を取り、押借(おしがり)り強請(ねだり)も習おうより、慣れた時代(じでえ)の源氏店(げんじだな)、その白化(しらばけ)か黒塀に、格子作りの囲い者、死んだと思ったお富たぁ、お釈迦様でも気が附くめえ。よくまぁおぬしは達者でいたなぁ・・・安やい、これじゃあ一分じゃあ帰(けえ)られめえ・・・」
「切られ与三郎」が三十四カ所の傷を見せてのセリフです。
源氏店(げんじだな)は実際の江戸の地名玄冶店(げんやだな)の音をもじって字をあてたもの(現中央区日本橋人形町三丁目にあった横町名)。幕府医師の岡本玄冶の拝領屋敷跡一帯を指した。妾宅。
したっけ。