都月満夫の絵手紙ひろば💖一語一絵💖
都月満夫の短編小説集
「出雲の神様の縁結び」
「ケンちゃんが惚れた女」
「惚れた女が死んだ夜」
「羆撃ち(くまうち)・私の爺さんの話」
「郭公の家」
「クラスメイト」
「白い女」
「逢縁機縁」
「人殺し」
「春の大雪」
「人魚を食った女」
「叫夢 -SCREAM-」
「ヤメ検弁護士」
「十八年目の恋」
「特別失踪者殺人事件」(退屈刑事2)
「ママは外国人」
「タクシーで…」(ドーナツ屋3)
「寿司屋で…」(ドーナツ屋2)
「退屈刑事(たいくつでか)」
「愛が牙を剥く」
「恋愛詐欺師」
「ドーナツ屋で…」>
「桜の木」
「潤子のパンツ」
「出産請負会社」
「闇の中」
「桜・咲爛(さくら・さくらん)」
「しあわせと云う名の猫」
「蜃気楼の時計」
「鰯雲が流れる午後」
「イヴが微笑んだ日」
「桜の花が咲いた夜」
「紅葉のように燃えた夜」
「草原の対決」【児童】
「おとうさんのただいま」【児童】
「七夕・隣の客」(第一部)
「七夕・隣の客」(第二部)
「桜の花が散った夜」
欧米では古代ギリシャの時代から女性が陰毛を剃る習慣が結構あったよ
うです。完全無毛化では無くても、陰毛を手入れする「整毛」は一般的に行き渡った「文化」のようです。腋毛は処理するのに陰毛は処理しない日本人女性の方が特異的存在のようです。
欧米人と結婚した日本人女性が夫から陰毛の処理を要求された例は数多くあるようです。国際結婚も悲喜交々(こもごも)、日本人女性にとっては嬉恥ずかし、といったところでしょうか。結婚前はともかく結婚後は陰毛の処理は当たり前のようです。
日本人女性が陰毛の処理を恥ずかしがる深層心理には、江戸期において 遊郭での遊女が陰毛を短く摺り切り(携帯用の石臼のような器具で切断面が鋭利にならないようにする)を行うことがたしなみとされてきたことへの反動だといわれています。つまり、遊女のような真似は出来ないということです。また、全裸で入る公衆浴場や温泉の伝統的な習慣が強く影響していると考えられます。
そのため、処理をしないのが当たり前になったということです。
欧米では水着着用の温泉が圧倒的多数です。治療の意味合いが強いのかも知れません。そもそも欧米人は元々余り風呂に入らなかったので、それ故に香水が発達したのです。風呂に入らないから陰部を清潔に保つ為に剃毛、または整毛する必要があったのです。
陰毛は雑菌が繁殖するので衛生上好ましくないと言われています。女性は早くから衛生の観念を持つ、雑菌が繁殖すれば「女性器」が危ない、母親から友達から早くに教えられる、こうして剃るか抜くかして剛毛は無くなってしまったのです。
欧米では愛情交換として女性の「陰部」は大事で男性の唇で愛撫するので邪魔な毛を剃るのです。それで女性が年頃になると女性同士が情報交換をして、男性に愛されるために「陰毛」を剃り始めます。体毛は女性としての魅力を損なうと感じられたからです。女性の下腹部の管理はたとえ母親でさえ口出しできない内容で本人次第であるようです。
アメリカでは、学校で陰毛をコンドームに巻き込んで、避妊に失敗することがあると教えているそうです。
近年はアメリカの富裕層の間では、両親が娘の高校卒業のお祝いに、体毛の永久脱毛処置 をプレゼントすることが流行しているそうです。
イスラム社会では、割礼を施すことや爪を切ること、歯を磨くことなどと並んで、陰毛を処理することが宗教上推奨されています。そのため男性は刈ったり剃ったり、女性はワックス処理で脱毛したり、剃ったりするのが一般的になっているとのことです。
これはイスラムの戒律ですが、どうやらシラミなどが体に寄生する事を防止する事が目的のようです。中近東の砂漠気候では空気が乾燥して暑いので、人の陰毛や腋毛にシラミがたまりやすいそうです。
だからこれは戒律というより、アラビア半島で生まれたイスラムの衛生面での知恵なのでしょう。
イスラム世界では、女性は陰毛どころか頭髪も隠さなければならない。女性の髪は男を誘惑するという理由だそうです。
ちなみに、男性のヒゲとムナゲは、男のシンボルとされ剃りません。
またインドにはイスラム教徒とヒンズー教徒が混在していますが、ヒンズー教徒は剃りません。中南米でも陰毛を剃る女性が多いようです。
基本的にアジア圏で陰毛を剃る習慣があるのはイスラム教徒だけだそうです。
したっけ。