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春が来ました。黄色い春です。
まだ雪が残っている庭の、南側斜面に福寿草が咲きました。
待ち望んだ春です。
去年、こう書いたのは3月21日でした。今年は3週間も遅れてやっと春がやってきました。
「フクジュソウ(福寿草)」 キンポーゲ科フクジュソウ属
別名:「ガンジツソウ(元日草)」・「ツイタチソウ(朔日草)」
春到来を実感できる花の代表です。北国では春の気配を感じると、花がいつ開くか、ひたすら待ちわびています。
雪を割って咲き出す光景は、山へ行かないとお目にかかれないでしょうが、自宅庭には咲いてくれました。
「陽が当たると開き、曇ると蕾む」を繰り返し、キンポーゲ科の特徴の美しい葉が育ってくる頃には春は確実なものになります。
「難を逃れる」といわれる「南天」と共に、正月を飾るようになったのは、江戸時代からだそうです。
当時は旧暦でしたので、現在は正月に開花するように、園芸店で調整されています。自然界では、2月から3月にならないと開花しません。
江戸時代の園芸書『花壇地錦抄(かだんじきんしょう)』(1695:元禄8年)に、「花金色、葩(はなびら)多く菊のごとし.葉こまかなる小草なり。花朝に開き、夕にねむり、その花又朝にひらきて盛り久しき物なり。元日草ともふくづく草ともいふ。祝儀の花なり」とあるそうです。
名前の由来は旧暦の元旦のめでたい時期に、雪を押し上げて開花であり、開花の期間も長いことから、「福」と、「寿」」をあてて、「福寿草(ふくじゅそう)」の名がついたといわれています。