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「二束三文の語源」について考える

2012-04-23 07:31:27 | 雑学・豆知識・うんちく・小ネタ

Photo二束三文(にそくさんもん)」とは、江戸時代の初期に、「金剛草履(こんごうぞうり)」を、「一足二文」で売ったところ売れなかったため、「二足で三文」にしたらよく売れたということに由来する。数が多いが、ただ同然の安値しかつかないことをいう。多く捨売りする際の値段にいう。

なお、金剛草履とは、藺()や藁(わら)などで作った丈夫な草履のことです。

こんごう‐ぞうり【金剛草履】

(わら)や藺()などを編んで作った形の大きい丈夫な草履。普通のものより後部が細い。二束三文

大辞泉

にそく‐さんもん【二束三文/二足三文】

数量が多くても、値段がごく安いこと。また、ひどく安い値段。「で売り払う」◆ 2たばでわずか3文の値である意で、金剛草履の値段から出た語という。

大辞泉

二足三文」と書くこともありと説明しているものがほとんどです。何故、由来が分かっているのに「二束三文」と書くのでしょう。これは、非常に不自然で合点がいきません。

調べてみると、唐代の有名な詩人「白居易(白楽天)[772年~846年]」の、「食筍」という詩がありました。

春筍満山谷

山夫折盈抱

抱来早市鬻

物以多為賎

双銭易一束

春筍 (しゅんのたけのこ)、山谷に満つる

山夫 (やまのひと) 、盈折(たくさんと)りて抱える

抱え来て、朝市で売る

物は、多きを以って賎( いや ) しと為()

一束を、双銭 (二文) に易える

Photo_2

これは、雨後の筍の収穫が多過ぎて困っている山夫が、筍を「どうするか」を詠ったもので、山夫は一束を双銭(二銭)に易えて(値下げして)処分したというものです。

「双銭」というのは「二文」のことで、「一束双銭」は、すなわち「一束二銭」になる。中国の唐時代において、安売りを「一束二銭」とも表現していたことが伺えます。

昔の人は、一厘の穴あき銭を「」といっていました。ですから、双銭二文になります。

春の筍が「一束で二文」というのは賎(やす)いということです。

ここからは、私の勝手な推測です。

一束双銭」が「一束二銭」になり、「一束二文」になり、どこかで「二束三文」になったと考えたほうが、漢字の使い方として納得してしまうのは私だけでしょうか・・・。

もしかしたら、「一束双銭」にする前は、「一束三銭」だったのではないか・・・。この「二」を「三」にしたことで誤解が生まれて「二束三文」が誕生したのではないのか・・・。

論文ではないので、自由な想像がどんどん膨らみます。

Akb48

したっけ。

コメント (12)
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倉内佐知子

「涅槃歌 朗読する島 今、野生の心臓に 他16篇(22世紀アート) 倉内 佐知子 22世紀アート」

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