都月満夫の絵手紙ひろば💖一語一絵💖
都月満夫の短編小説集
「出雲の神様の縁結び」
「ケンちゃんが惚れた女」
「惚れた女が死んだ夜」
「羆撃ち(くまうち)・私の爺さんの話」
「郭公の家」
「クラスメイト」
「白い女」
「逢縁機縁」
「人殺し」
「春の大雪」
「人魚を食った女」
「叫夢 -SCREAM-」
「ヤメ検弁護士」
「十八年目の恋」
「特別失踪者殺人事件」(退屈刑事2)
「ママは外国人」
「タクシーで…」(ドーナツ屋3)
「寿司屋で…」(ドーナツ屋2)
「退屈刑事(たいくつでか)」
「愛が牙を剥く」
「恋愛詐欺師」
「ドーナツ屋で…」>
「桜の木」
「潤子のパンツ」
「出産請負会社」
「闇の中」
「桜・咲爛(さくら・さくらん)」
「しあわせと云う名の猫」
「蜃気楼の時計」
「鰯雲が流れる午後」
「イヴが微笑んだ日」
「桜の花が咲いた夜」
「紅葉のように燃えた夜」
「草原の対決」【児童】
「おとうさんのただいま」【児童】
「七夕・隣の客」(第一部)
「七夕・隣の客」(第二部)
「桜の花が散った夜」
早起(はやお)きは三文(さんもん)の徳
《「徳」は「得」とも書く》早起きをすると健康にもよく、また、そのほか何かとよいことがあるものであるということ。朝起きは三文の徳。
大辞泉
『広辞苑』には、「得」は載っていません。
「早起きは三文の得」では、「得をした」といってもありがたくありません。江戸時代の「一文」は、時代によっても違いますが、現在の「10円」から「100円」程度だったようです。「三文」は「80円程度」だと考えればよいそうです。
これでは、早起きしてもせいぜい80円程度の得しかないので意味がないということになります。「80円」の「得」では寝ていたほうがいいと考えるのは、「徳」のない人間の考えることです。
昔の奈良では鹿がとても大切にされていて、家の前で死んでいると罰金が“三文”課せられたそうです。
そういうわけで、朝早く起きたら家の前に出て辺りを見回すわけです。
家の前で、もし鹿が死んでいたら、その屍(しかばね)を隣の家の前に移動します。
そうすることによって、罰金を払わなくてもすむというわけです。
まさに、「三文の得」です。
この説については、真偽のほどは、確(しか)とは分かりません。奈良ならではの洒落ではないでしょうか。
とく【徳】
1 精神の修養によってその身に得たすぐれた品性。人徳。「―が高い」「―を修める」→徳目
2 めぐみ。恩恵。神仏などの加護。「―をさずかる」「―を施す」
3 ⇒得(とく)1
4 富。財産。
「―いかめしうなどあれば、…家の内もきらきらしく」〈源・東屋〉
5 生まれつき備わった能力・性質。天性。
「鳥といっぱ、高く飛ぶをもってその―とす」〈仮・伊曽保・下〉
大辞泉
朝、早く起きることは、ほんの僅かではあるけれど健康にも良いし、必ずいくらかのご利益があり、 また、何か 自分にとって、良いことが得られるというたとえ。
睡眠をしっかりとり、休ませたばかりの朝、脳の1時間の働きは夜の3時間分に匹敵するのです。ある学者の調査によると、午後3時までの計算能力や手先の作業能力は、夜型よりも朝型の人たちのほうが格段に高かったそうです。
まさに、「早起きは三文の徳」なのです。
また、早起きすることは、早寝をすることです。規則正しい生活を送りなさいという教えでもあるのではないでしょうか。
したっけ。