年寄りの漬物歴史散歩

 東京つけもの史 政治経済に翻弄される
漬物という食品につながるエピソ-ド

物類称呼から大根の方言

2006年04月28日 | 趣味としての漬物
物類称呼 日本最初の方言辞書
大根
はだの大根 相州(神奈川県)波多野(秦野)の名産也
江戸にてハダナと言う
京にて長根大根と云う
大阪天満にて 細根大根と云う、又宮ノ前大根と云う
 河州(大阪南部)守口にはこれを粕漬とす。
西国にて小大根と云う。 はだの大根は小大根より少し大也。
又、畿内にて
なか抜き(間引き)大根というのを江戸にて をろ(おろ)抜き大根と言う。

物類称呼では記述されていないが地方によっては虚拔大根, うろぬき大根と呼んでいるところもある。
練馬大根の品種としての歴史は"練馬大根”練馬教育委員会発行によると、17世紀終わりごろに今の練馬大根ができたらしい。波多野大根などの歴史から見るとそれ以前の大根は細長い大根を干して、保存食としていたらしい。
 又、江戸時代に発展した蕎麦の薬味としての辛味大根も普及した。
コメント
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