年寄りの漬物歴史散歩

 東京つけもの史 政治経済に翻弄される
漬物という食品につながるエピソ-ド

ミカンの高値と野菜の安値②

2006年12月26日 | 築地市場にて
築地市場の青果部の売り上げデータを見ると野菜が高いと果物が安い。野菜が高いとどういう理由か果物が安い。
 消費者がスーパー等で購入する食品のなかに野菜が最初で安いと予算があまり果物に向かうのだろうか。量販店のバイヤーは安値競争をしているがほんとに消費者は安値を喜んでいるのだろうか。昔と違って、余計な食品を購入すればもったいないからといって食べれば糖尿病となってしまう。捨てれば資源のムダとなってしまう。
 前の景気の良いときの消費者は安い野菜を購入しても同じ店で他の商品を買ってくれた。しかし、今は専門店があり、節約した金は海外旅行とかブランド商品の購入に消える。安い商品しか売れず、利益の高い商品は他のルートに消費者の金銭・時間が流出する。その極端な例として、携帯電話の料金がゲーム代金やカラオケルームの競争者となる、携帯電話のためにバイトしたりしていて目の前にいてもメールしている。
 昔と違って欠品していても他の店があるし、困ることではない。欠品ロスをなくすため、商品の画一化が進んで店舗の個性が消えている。つまり昔の本屋さんは個性があったが大型書籍販売店が増えたり、コンビニで雑誌が販売されるとどんどん町から消えた。しかし、今では大型の書籍店は広すぎて新刊本を探す手間がかかり、ネットで購入する方には配送料がかかるが探す時間や電車賃を計算しても書籍店で取り寄せより早い安い。今の子供はマンガを発売日当日朝5時にコンビニで購入し、学校に行くまでに読んで他の子供に販売する。今の子は早起きは苦手だから需要が生じる。
 書籍もネットで図書館の情報が入るから、予め確認してから向かうので非常に効率が良い。
 安値ために将来を考えず競争していて、気が付いたら国土(農地)・人心が荒れている愚はなんとか避けたい。
コメント
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