東京商工会議所130周年
東京商工会議所の広報を読むとその設立時に発起人の一人に福地源一郎の名前もある。最初は商法会議所として活動していたため、図書館で『中野武営と商法会議所』という1千頁もあるずいぶん分厚い本があっても読む気がしないで眺めていた。
しかし福神漬の歴史を調べているうちに帝国商業銀行の日露戦争後の不良債権の処理問題において渋沢栄一・郷誠之助・中野武営等により破綻させず、減資という手段によって金融市場の混乱を避けた。この帝国商業銀行は日本銀行総裁川田小一郎と原六郎等によって設立された株式取引所の取引員のための機関銀行として設立された。後に馬越恭平・浅田正文が支配人となっている。
『中野武営と商法会議所』は都立中央図書館の開架書棚においてあるので読みに行く。今年の5月から年末まで都立中央図書館は休館になるのであわてて行った。時間があればじっくりと読みたい本の一冊の中に入る。福神漬の歴史に出てくる日本醤油醸造株式会社の破綻にいたる明治財界の動静がよくわかる。日本の株式市場は江戸時代からの株仲間から発達し結構世界的に見ても発達していたという。明治の当時は株式市場は投機的バクチ場として見られたようである。
東京商工会議所の広報を読むとその設立時に発起人の一人に福地源一郎の名前もある。最初は商法会議所として活動していたため、図書館で『中野武営と商法会議所』という1千頁もあるずいぶん分厚い本があっても読む気がしないで眺めていた。
しかし福神漬の歴史を調べているうちに帝国商業銀行の日露戦争後の不良債権の処理問題において渋沢栄一・郷誠之助・中野武営等により破綻させず、減資という手段によって金融市場の混乱を避けた。この帝国商業銀行は日本銀行総裁川田小一郎と原六郎等によって設立された株式取引所の取引員のための機関銀行として設立された。後に馬越恭平・浅田正文が支配人となっている。
『中野武営と商法会議所』は都立中央図書館の開架書棚においてあるので読みに行く。今年の5月から年末まで都立中央図書館は休館になるのであわてて行った。時間があればじっくりと読みたい本の一冊の中に入る。福神漬の歴史に出てくる日本醤油醸造株式会社の破綻にいたる明治財界の動静がよくわかる。日本の株式市場は江戸時代からの株仲間から発達し結構世界的に見ても発達していたという。明治の当時は株式市場は投機的バクチ場として見られたようである。