年寄りの漬物歴史散歩

 東京つけもの史 政治経済に翻弄される
漬物という食品につながるエピソ-ド

馬越恭平 橋本竜太郎著を読む

2008年04月17日 | 福神漬
馬越恭平 橋本竜太郎著を読む
まだ日本の首相になる前の政治家橋本竜太郎が郷土の偉人の伝記というかエピソードを岡山県民のために書いた本と見た。
 帝国商業銀行において馬越恭平と浅田正文の関係が橋本氏の本で明らかとなった。二人の関係は馬越は三井・浅田は三菱で縁がなさそうであるか横浜で三井物産横浜支店長だった馬越と日本郵船の浅田と接点があったと書かれている。
馬越恭平は今ではあまり知られていないが明治のビール王として知られ、戦前は日本のビール業界のシェア75%を占めていたという大日本麦酒(日本麦酒、朝日麦酒、札幌麦酒の合併会社)の社長を務めた人物であった。
馬越が三井物産をやめて二年後、日本銀行の第二代総裁であった富田鉄之助や浅田の推薦で帝国商業銀行の重役となった。
明治時代に本格的に日本で普及したビールの販売方法は福神漬の初期の販売方法によく似ている。
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