年寄りの漬物歴史散歩

 東京つけもの史 政治経済に翻弄される
漬物という食品につながるエピソ-ド

福の神

2008年04月03日 | 福神漬
福の神
文字通り福神漬は福の神の食べ物として名付けられた。
 三橋健著『日本人と福の神』という本によると富貴を欲し貧賤を嫌うのは人類共通の人情であるという。新年早々は日本の福の神は忙しい。あらゆる矛盾する願いを聞き入れる八百万の神はすべて難問を解決する福の神に思える。この本によると日本人の幸福感には『表面上は現世利益を求めている人々が実際には幸福は神からもたらされるものと信じられ、海のかなたより宝物や米俵を積んだ宝船に乗って福徳が来る』 信じていて、海のかなたより来る福の神の代表が七福神である。
 明治の頃は福の神はどうも『笑門来福』という考えもあったらしい。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする