年寄りの漬物歴史散歩

 東京つけもの史 政治経済に翻弄される
漬物という食品につながるエピソ-ド

築地魚河岸三代目は

2008年06月04日 | 築地市場にて
築地魚河岸三代目は
この映画の試写会があったとき、築地市場大物部会の仲卸の業者がほとんど見に行かなかったそうです。大物部会とは築地市場の人達ならばみんな知っている『マグロ』を扱う人達の仲卸の団体です。どうもドラマの舞台になったところが破綻して大物部会の人達に負担をかけたようです。そういえば世間ではあまり知られていないようですが築地市場の仲卸の権利は『鑑札』と言われバブル時期には1鑑札の価値は何億円もしていました。しかし今ではあまり価値がなくなって仲卸が破綻すると『鑑札』を売っても損失補てんが出来なく仲卸組合が負担することになります。
 市場の外の人達が移転反対を唱えても水産仲卸以外は反対しない現実があります。また反対している人達も新規設備投資はしていないようです。まあ野タレ死にだけはなりたくない。移転問題が現実化すれば『鑑札』の価値が上がって仲卸組合の不良債権が減るでしょう。

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