みとりの記 小栗貞雄
昭和4年8月小栗上野介遺児国子夫人が亡くなったとき、夫小栗貞雄が親しい人に送った故人の思い出の記録。群馬県立図書館所蔵 上毛および上毛人より
大正4年9月横須賀造船所50周年記念で皇后陛下から御下賜金をいただき、小栗上野介遺族は罪がなかったのを確信したという。
普通有名人の子孫のその後はあまり知られていないが小栗国子の一生はこの『みとりの記』でよくわかる。彼女の体重が一生10貫(約38キログラム)を越えることがなくいつも9貫ぐらいだったという小柄で病弱な体でよく62歳まで生き、一子を儲けた。汚名をそそぐことが彼女の生きる希望でもあったのだろうか。
小栗貞雄の言葉『古来価値ある人は人間でも神に祀られている。神に祀られるを識者が評して、自然と世の中に重きをおく様になる。加藤清正が清正公として神になっているのに人間が正三位としているのがおかしい。正一位ではないか。』
昭和4年8月小栗上野介遺児国子夫人が亡くなったとき、夫小栗貞雄が親しい人に送った故人の思い出の記録。群馬県立図書館所蔵 上毛および上毛人より
大正4年9月横須賀造船所50周年記念で皇后陛下から御下賜金をいただき、小栗上野介遺族は罪がなかったのを確信したという。
普通有名人の子孫のその後はあまり知られていないが小栗国子の一生はこの『みとりの記』でよくわかる。彼女の体重が一生10貫(約38キログラム)を越えることがなくいつも9貫ぐらいだったという小柄で病弱な体でよく62歳まで生き、一子を儲けた。汚名をそそぐことが彼女の生きる希望でもあったのだろうか。
小栗貞雄の言葉『古来価値ある人は人間でも神に祀られている。神に祀られるを識者が評して、自然と世の中に重きをおく様になる。加藤清正が清正公として神になっているのに人間が正三位としているのがおかしい。正一位ではないか。』