年寄りの漬物歴史散歩

 東京つけもの史 政治経済に翻弄される
漬物という食品につながるエピソ-ド

築地のコンワビル

2009年05月15日 | 築地市場にて
コンワビル
東京都中央区築地1-12-22
2003年までこのビルの中に得意先の事務所があった。味の素の系列の貿易会社で業界用語で(たくわん貿易)を行っている部門があった今は有明に行って縁遠くなった。このビルに行った時妙に気になったのはビルの名称である。コンワとカタカナで懇話のことというのを知ったのは最近のことである。敷地の隅に日本における活字の発祥地の碑がある。
明治6年、印刷業会の先駆者として日本の印刷文化の源泉となった東京築地活版製造所創業し、活字だけでなく関連する機械も製造していた。ここで造られた活字書体を「築地体」と呼ばれている。「築地体」は佐久間貞一の作った秀英舎の「秀英舎」の「秀英体」と並び、活版印刷時代を代表する書体である。
東京築地活版製造所の最初の活字の納品先の一つに日就社があった。ここは東京日日新聞を印刷していた。地方から来た人が銀座にある立派な建物が日就社とあったので神社と間違え、お賽銭を置いていったというエピソードがある。
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