年寄りの漬物歴史散歩

 東京つけもの史 政治経済に翻弄される
漬物という食品につながるエピソ-ド

高等食客

2009年05月05日 | 福神漬
高等食客
森田思軒のことを調べていたら『高等食客』という言葉で森田のことを小栗貞雄という人が評していた。
食客という言葉は辞書によると客の待遇で抱えておく人。しょっきゃく。 他人の家に居着いて食わせてもらっている人。居候とある。『高等食客』という言葉は中国の戦国時代から始まった風習で貴人が才能のある人物を客として遇して養う代わりに、主人を助けるというもの。明治の時はまだ政情不安で暗殺も多く中国での食客という言葉の意味で使われたようである。
思軒はかなりの食通でもあったらしく九代目市川團十郎と大隈重信の家の食事は良いと言っている。伝記森田思軒-明治の翻訳王 谷口靖彦著から
森田思軒は明治15年、慶應義塾の恩師矢野龍渓の経営する郵便報知新聞に入社しました。小栗貞雄は矢野龍渓の弟で幕臣小栗上野介の遺児国子の夫でした。小栗上野介が明治維新後惨殺された時、国子は生まれていなかった。
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