あれから1ヶ月たった。毎日変化する情勢に十分対応できたのだろうか。非日常的な築地から徐々に前の落ち着いた築地に戻りつつある。それも30年近く前の築地に戻った気がする。そこには外国人観光客もいなければ築地ツアー客もなく、客引きのすし店員も無く、築地で商材を仕入れる人しかいない状態に戻った。混んでいた『もんぜき通り』も自転車に乗ったまま通過できる。場内の寿司屋の行列も消え、本来の築地で働いている人が急いで食事を出来る状態に戻った。
昔の築地に戻った。日本人が働いている市場に戻った。不規則な長時間労働が若い人たちに嫌われ長い間下働きは外国人に任されていた。それが入管の取締が強化され、さらに不景気で稼げない築地から外国人労働者が消えた。さらに震災で殆どゼロになった。そして昔の築地に戻った。不景気で築地に就職する日本人が増えたので今のところ人手不足とはなっていない。それは日曜日に出る求人広告の件数も少なく時給も上がっていない。このことは場内で仲間同士の再就職の斡旋が行われていることを示している。何時も働いている同僚に商売では喧嘩しても良いが人間として喧嘩してはいけないと話している。何時得意先からライバルに転職するかわからないし、再び得意先に戻ることもある。この様な世界で仕事をすることは外部の世界では中々理解できないだろう。築地の再建案が頓挫する原因の一つが人間関係が金の力で動くわけでもない。
昔の築地に戻った。日本人が働いている市場に戻った。不規則な長時間労働が若い人たちに嫌われ長い間下働きは外国人に任されていた。それが入管の取締が強化され、さらに不景気で稼げない築地から外国人労働者が消えた。さらに震災で殆どゼロになった。そして昔の築地に戻った。不景気で築地に就職する日本人が増えたので今のところ人手不足とはなっていない。それは日曜日に出る求人広告の件数も少なく時給も上がっていない。このことは場内で仲間同士の再就職の斡旋が行われていることを示している。何時も働いている同僚に商売では喧嘩しても良いが人間として喧嘩してはいけないと話している。何時得意先からライバルに転職するかわからないし、再び得意先に戻ることもある。この様な世界で仕事をすることは外部の世界では中々理解できないだろう。築地の再建案が頓挫する原因の一つが人間関係が金の力で動くわけでもない。