築地市場は盆休みのため休市。ところが場内の金融機関は営業していて、客もいない。旧暦新暦のずれは明治5年から始まるのだが農家の都合で市場は旧暦と新暦との折衷となる。
内田五観(弥太郎)の指導の下福田理軒等と協力して明治の改暦を行った。この改暦で旧暦を配布していた伊勢暦の力が衰え、新暦の印刷需要で活版印刷が生き返った。
明治の改暦の余波は今でも残っている。お歳暮は東京と地方は同時期だがお中元は東京と地方は異なる。世田谷のボロ市は始まりが正月の道具を揃える市だったガ改暦で急に新年になってしまってクレームが出て1月にも市があるようになった。