探しているものが違っているのに、福神漬関係の人脈と重なっている人を調べていることに気がつく。こちらは下谷根岸に住んでいた人達が明治16年から18年頃に何をしていたかを中心として調べている。この時期は下谷池之端酒悦主人が新しい商品に名前をつけることを戯作者梅亭金鵞に依頼していた時期と重なる。この人脈がどうなっているかはまだ解らないが、うっすらと気がついたのはべったりと明治政府に寄り添っていた人達ではなく、反政府、反権力志向の人達が多い。さらに新しい商業関係の人達も登場してきて明治日本の混沌とした時代を感じる。缶詰にしたため高価となった福神漬が下谷芸者さんの口コミ宣伝で世間に普及していった様子が伺える。
フジヤマ&ゲイシャを解説した本がないことに気が付く。外国人から見た明治のゲイシャと今の京都などを観光している外国人はどのようなイメージなのだろうか。