年寄りの漬物歴史散歩

 東京つけもの史 政治経済に翻弄される
漬物という食品につながるエピソ-ド

くじらのベーコン

2013年12月04日 | 築地市場にて
夕食後の帰り、波除神社通りの築地場外市場で『くじらのベーコン』のノボリがあった。懐かしい。昔は学校給食でよく鯨を加工した給食が出ていた。戦後の貧しい時代に命をつないだ食品が消えて記憶に残るものが『くじらのベーコン』で思い出した。築地場外市場には消えた食材がまだ残っている。
 量販店の拡大によって、多店舗に安定供給できる食材は少ない。そうなるとどの量販店でも同じ商品が並ぶこととなる。さらに道路網の発達によって地域の差がなくなり均一化される。その結果量販店は価格競争に向かうこととなる。均一化されない食材が築地にはまだある。ただ量と質は不安定である。今騒がしている偽装表示の問題も量と質と価格の問題に尽きる。
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