年寄りの漬物歴史散歩

 東京つけもの史 政治経済に翻弄される
漬物という食品につながるエピソ-ド

半田市の常滑焼窯元「久松」さんの廃業

2013年12月17日 | 築地市場にて

(常滑焼の窯元の中で日本では唯一梅干し用のツボを作っていた会社(久松-きゅうまつ)が倒産した。ホ-ムぺ-ジを見ると残念さが理解できる。丁寧な仕事をしていても、個性のない漬物甕と中国産の漬物甕とでは価格競争で勝つことは出来ない。
 為替が円安となり、海外人件費が高騰する時代になるまで国産の漬物甕が消えることになる。いつかどこかの窯元が漬物用甕を復活させるのだろうか。日本の樽は海外で作っても採算はとれないのだろうか。それとも既に国産樽はホ-ムセンタ-から消えていたのだろうか。銭湯のケロリンという広告の入っている風呂桶製造会社が倒産という情報もあった。時代が静かに替わっている。気がついたとき銭湯がシャワ-だけにならないと良いのだが。

コメント
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