年寄りの漬物歴史散歩

 東京つけもの史 政治経済に翻弄される
漬物という食品につながるエピソ-ド

ちょろぎ

2013年12月05日 | 築地市場にて
年末に出てくる『ちょろぎ・千代呂儀』の問い合わせがあった。国産チョロギは随分少なくなって、夏に予約しないと手に入らなくなった。高級おせちで産地をこだわっているところでほぼ需要が満たされている。市販の安いおせちで国産のちょろぎが入っていることは少ないかまたは国産のあまり物を入れたと思って良い。国産でも姿の良し悪しがあって、年によって見栄えが異なる。
 中国産のちょろぎがほとんどで何のために縁起物としておせちに入っているか不明となった。今は着色料で赤く染めているが本来はシソ梅酢液に漬けて赤くしていた。シソの赤は薄く紫に近いので、赤い人工着色料を使うのは普通となってしまった。
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