日本でバブル崩壊と記憶に残るのはやはり東証の株価が89年末に4万円までいきそうになり、翌年の正月からどんどん下がったことが記憶にある。
人によって記憶の時期が異なるが、10月からの日経の私の履歴書では1990年2月26日の暴落で4.5%下がった時のようだ。それから約20年間ダラダラと下がり続け、失われた20年となり、2009年3月に7054円となり、最高値からの率だと18%ほど位となる。株の格言をすべて無視した下げであった。追加のリ-マンショックで10年余分と低迷が続く。
この低迷した30年間はひたすら築地市場の移転問題を考えていたので余分な記憶が消えている。月末とか5・10日に銀行と道路が混んでいたのはウソのようだ。
ようやく落ち着いた日本にコロナがやってきて、また3年自宅軟禁となる。随分無駄な時間を使った。残り時間を考えると動ける時間が少ない。
中国が今不動産の下落で注目されているが、色々な事情が日本と違っているので日本化とは言えないが、言えることは不動産がずっと上がることが無いと知ったことだろう。それでも日本バブルの後下がりつつの時でも、不動産業者は年齢を言って、下がるまで待っていたら家は買えませんよと言っていた。
家を買うことは人生でのギャンブルと言える。そして日本の多くの人は勝ったと思っているが、本当に勝ったかどうかは家を売った時に決まる。買い手がいなかったら負けで、相続で子孫に渡しても、判定の先送り。人口の減っている日本は殆どの人の最後は消え組となり、草生す墓に無住の寺。