年寄りの漬物歴史散歩

 東京つけもの史 政治経済に翻弄される
漬物という食品につながるエピソ-ド

病院の待合室で明の最後の崇禎帝の本を読む

2023年10月27日 | 宅老のグチ
今中国で禁書となった明の崇禎帝の本を病院の待合室で読む。高校生の時世界史は受験科目として外していたので、ほとんど中国の歴史は知らない。それでも中国から来た本草の知識で少しずつ中国の歴史を知ったが、ほとんど無知に近い。王朝の交代は中国の歴史を知るには必要だが今の中国政府の検閲者はなぜ明の最後の皇帝本を禁書としたのだろうか。
 一読して崇禎帝は色々な小説家によって解釈が出来る人と思われる。今読んでいる本には部下の宦官に仕事を任せていて無責任だったという。今の習近平体制の政務と解釈は異なるのだろうか。台湾の小説家の本も予約した。今日のニュ-スでドル建ての碧桂園は(デフォルト)の通知となった。次々とバブルの泡が出て、ブクブクの穴が大きくなり、ちじみそうだがどこまで小さくなるか想像もつかない。日本のバブル処理で100兆円ほどと20年近くの歳月がかかったという。国の規模が10倍の中国は日本の十倍という試算があった。単位で兆の上はなんだったっけ。京(けい)というようだが北京と東京とバブルを経験している。ただ中国は日本のバブルを研究していたため、規模が大きくなりすぎた。

 明の末期は気温が今より低かったようで、農業不振という。今は地球温暖化と言って、海水蒸発が多く雨が局地的に降って水害が多発している。evの自動車が多い中国は水没車の損害保険制度は耐えられるのだろうか。崇禎帝の代に政府の高官が頻繁に交代し、明朝の中で最大数という。政策は高官が行っていたが不正が多く、失敗し財政が厳しくなって、増税向かう。そこで民が反抗する。それには軍備費用が必要でさらに増税。不運なことは豊臣秀吉の大陸侵攻の余波もあった。結局自滅と言っても良い。
 これでは習体制がタイトルで禁書にしたくなる前例が似ている。違うのは地球温暖化だろう。サンゴの海を埋め立て飛行場を作るが台風が次々とやってくる。それも塩分の多い暴風が・・これは海の万里の長城になりそうだ。

 ちょっと前までの中国の首相が急死した。明末期の様子にますます似てきた。






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