初代国立劇場さよなら特別公演で10日過ぎからチケットの売れ行きをチェックしていた。そろそろ決断しないといけないと予約状況を見ていると、3等席の所が最終日は売り切れで観劇を断念することにした。1・2等席は空いているが歌舞伎の知識の無さは1月にみた遠山桜天保日記で実感した。3等席は今25日は10席程残っているが他人をのけてまで見る気持ちはない。余っている1万円を超す席は想定せず。
歌舞伎は目と耳の良い人の演劇でさらに江戸時代の風俗とか命の重さの感覚が無いと理解しにくい。今の日本は芝居の制約がない時代でそれを男が女性役をする不自然さが許容を外れる時期が来るかもしれない。同時に宝塚も時代遅れになるかもしれない。
妹背山婦女庭訓 (イモセヤマ オンナ テイキン)
近松 半二原作 橋本 治文 岡田 嘉夫絵
子供用の歌舞伎解説本は前回の文楽の菅原伝授手習鑑で予習の時役に立った。今回も図書館で借りて読んでいたが曽我入鹿の事件の知識も必要と日本史と江戸幕府の統制逃れて劇の筋を作る。今の中国の劇作家は規制の枠を超える作品を作って世界に残せることが出来るのだろうか。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/45/40/457c2c1d168c6204662e53ce3293f1da.jpg)