もう築地市場移転騒動が忘れ去られ、気まぐれな食のライタ―が場外市場しか書くことが無くなったようだ。今ビッグサイトで「モビリティショー」 の展示会があるがライタ―達はそのすぐそばの豊洲市場では電動自動車しか使えないことを知らないようだ。1800台を超えるタ-レーと電動フォ―クリフトが稼働している。そしてその充電には200ボルトのコンセントがあって、毎日とか一日おきに充電している。築地にいた時はコンセントが不足していて、ターレ-の保守をしている場内の自動車整備業者が充電器の付け替えを行っていたが今はほぼ全車が駐車位置の柱にコンセントがあって点けっぱなしで放置している。東京都の方針から都内の全市場のタ―レ-等電動化されていると思われる。ターレ-の価格は今現在の価格は知らないが豊洲移転直前には250万から300万円していて、東京都の補助金があって購入する。電動なので一番高いのが電池でうまく使えば10年以上は持つ。車検はないが東京都は点検記録が無いと、場内走行のスッテカ-の更新を認めない。
市場での電動化の問題は市場のセリ場が室内のため、排気ガス汚染の問題から始まる。2000年代の初めに汚染空気のひどさは中国の人民日報で揶揄されたこともある。その当時の築地市場の水産仲卸売場の空気の汚染具合はタ―レ-の排気ガスで環七大和町より汚染がひどかった。そこで東京都がガソリンタ―レ-の更新を認めず、電動タレ-に補助金を出して更新を計った。しかしバブル後の青果と水産市場経済の低迷で更新が進まなかった。しかしタ―レ-の製造メ-カ-が徐々に市場人の要求にこたえることの出来るタ―レ-が開発された。そこにはテレビで報道されることもあったようだ。市場祭りで子供が乗りたがっていることを知っている。違法だけど。
電動タレ-の問題点
今のタ-レ-電池は鉛系で適切な管理をしないと水素爆発の可能性があった。今はどんな電池か知らないが。
電池は使えば使うほど劣化し、充電しても距離が維持できない。従って中古というものの価値が無いに等しい。
ガソリンフォ―クで驚いたのがバブル前に購入し、買い替えした時の下取り価格が最初に買った時の価格以上だった。その理由で知ったのだが日本のガソリン規格が新しくなって古いフォ-クリフトの方がかえって高く、日本製とガソリン規格が現地にあっているということで輸出に高価で取引されているという。日本の文字が車体に入っていると消さないで使っているのでミャンマ-で驚いた。
電動自動車の問題は歴史が浅く、廃車の環境問題の行方がまだ不明である。しかし充電器があればガソリンスタンドへ行く手間と時間が節約となる。音も静かで排気ガスも出ない。ターレ-の電源と電気自動車の電源のコンセントの規格は異なると思うが少なくとも豊洲には200ボルトの電気設備がある。それも数百台を超える。
マンションの電源はどうなるのだろうか。機械式の駐車場の電源の位置が気になる。電気自動車は電池のために重い。