『やんちゃジジイ・ゆうちゃん』のイカすセカンドライフ

我儘で『やんちゃ』な爺さんの目標は、
周りに笑顔を振りまいて、楽しくセカンドライフを生きる事。

音楽談義「ゴスペルって・・・・」

2007年01月28日 | Weblog
昨日はバンド練習。夕方4時から7時まで3時間。
終わってから3人で食事をしながら、練習の反省や
次はこうしようとか、話をするのが楽しみの一つ。

でも、我々のバンドは個々がやる事を判っているので
こういった話も最初の20分程度で、むしろそこから始まる
音楽談義の方が、面白い。
たぶん、他の二人も同じなんじゃないかな?

昨日はコーラスがきっちり決まったのが皆嬉しくて
唄の話題が中心。最初は、カバーした曲を歌った
CS&N(クロスビー、スティルス&ナッシュ)の話から始まった。
歌った曲「Find the cost of freedom」の歌詞や
コーラスの背景に、スティーブン・スティルスがゴスペルの影響を
受けているような話に発展した。

そこで、昔我々が電気楽器やドラム、ベースを加えたバンドに
形を変えた時期に、リードボーカルをやっていた女性が
今はあるゴスペルクワイヤに入ってゴスペルをやっているという話に発展した。
そんな話からさらに、僕が日頃抱いている不満を口にしたのだ。

その不満は今流行のゴスペルをやる人たちの事。
僕の会社にも、ゴスペルを習っている人が居る。
とある教会の先生が教えているのだけれど、その先生が練習の前に、
必ず聖書の話をするらしく、教わっているメンバーから
「聖書の話を聞きに着たのではなく音楽を教わりに来た」
と言ったらしい。僕の友人もその一人。

僕は小学生の頃、近所にあった教会の庭が広くて
その上、日曜日になると何やら子供達が楽しそうに遊んでいる。
僕はそれに混ざりたくて、日曜日の朝に教会へ行けば
遊ばしてくれると聞いた。
それは、日曜の礼拝のこと。神父様の話を聞いてお祈りをする。
僕たち子供は、「日曜学校」と呼んでいた別の部屋でシスターが
聖書をわかりやすく話してくれて、最後にお祈りする、
大人とは別の場所で礼拝をしていた。
そして最後におやつを貰い、賛美歌を歌う。これが目当てだった。
賛美歌のほかにいわゆる「ゴスペル」の話もしてくれ、
その音楽も聞かせてくれた。

今ほど派手ではなかったが、賛美歌よりゴスペルの方が
リズムやメロディーが体に入りやすかった。
そして僕は、シスターの話とそれに繋がる音楽が妙に好きになった。
それが影響して、賛美歌や聖歌を歌うようになり、
小学校では合唱団に入りコーラスの素晴らしさを知り、
今のバンドでもコーラスが一番楽しい。

最近のゴスペルは、そういった宗教的な部分を知らずに
ファッションでやっている人が多い気がする。
格好は良くても、心の底から神の祝福を祈る気持ちが
体の中から湧き出ていないゴスペル。何か違和感あります。
「ゴッド・スペル」から来るゴスペル。
つまり、宗教的な音楽なのに、日本でやっているゴスペルクワイヤのメンバーにキリスト教を信仰している人は何人居るのかなって・・・・・

いいんですよ。どんな理由でも音楽なんて楽しいのが一番だから。
ただ僕にはゴスペルって、子供の頃から音楽のジャンルや
カテゴリーじゃない気がして、育ってきました。
中学も教会へ通ったし、高校はミッションスクール。
そんな僕でも、ゴスペルは何か失礼な気がしてやらなかった。

そんな話をしたら、世界の宗教について凄く詳しいCharlieが
僕の考えを「間違っていないよ」と言ってくれた。

僕らの話は、こんな堅い話もするのです。
普段は楽器の話や、音楽シーンの話、裏話などが多いのですけどね。
不思議なのは、30年もやっているのに余り過去の話をしない。
何故なんでしょうね?未だ、現役って言うことなんでしょうか?
それでいつも練習の後は2時間くらい話しをして解散するのです。
コメント
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