『やんちゃジジイ・ゆうちゃん』のイカすセカンドライフ

我儘で『やんちゃ』な爺さんの目標は、
周りに笑顔を振りまいて、楽しくセカンドライフを生きる事。

僕はフランシーヌ・・・・

2008年04月29日 | Weblog
礼儀
作法までは行かないけれど、仕事やプライベート、目上、年下を問わず
人の関わり合いには最低限の礼儀って有ると思う。
僕は凄く無礼な部類に入る人間だって自分のことを思っているんだけれど
それでも最低限の礼儀はわきまえているつもり・・・・・

先だって出張で、散々苦労して装置の性能を出して帰って来たのだけれど
一緒に出張した相棒は、一週間遅れて帰京した。
最後の詰めの部分は、設計的なものではなく装置の調整によって何とかなると
相棒にそれを託して帰って来たつもりだった。
その結果がどうだったのか?凄く気になって結果の連絡を待っていた。

この相棒はまだ30歳になったばかり。
装置のオリジナル設計をした前任者が、突然退社してしまって6年前に
難易度の高い装置開発と言うことも有って、僕が指名されて後釜になった。
最初は電子ビームの形すら見えなかった装置の電源に手を入れて、
やっと電子ビームが見えるようになり、会社で今まで取れなかったデータを
取れるようになってから、一桁性能を上げるまで6年間。

この間に、相棒とは一緒に苦労しながらやってきたつもり。
毎日遅くなるので、僕が自家用車の通勤に切り替えて、帰りが遅くなると
相棒のアパートまで送って帰っていた。
当然、若い人は腹も減るだろうから飯を食わせたり、ビールを飲ませたり
コミュニケーションが取りやすくなるように心がけてきた。

ちょっとした事で、行き違いが生じて相棒との関係がおかしくなった。
それでも僕は、言いたいことを言えば大丈夫と信じていた。
ところが、今の人は違うんですね。
いつの間にか、僕のことを無視したり小馬鹿にした態度を取るようになった。
出張もそんな事があって、僕が行かない方が良いと思っていたのだが
結果的に経験が物を言うトラブルが続出。

最初に結果を僕に報告してくれると思っていた。
先週、気になって電話しようとしたら向こうから
「東京に戻るので荷物は一緒に送っていいのか?」と電話が来た。
それで「結果はどうだったのか?」と訊いたら、
「上司にメールで連絡してあります」と、言われた。
何だか、凄く寂しい気持ちになった。
まぁ、いいや!結果が出たならそれで良いかな・・・・と、気持ちを切り替えた。

しかし、月曜日から出社してきた相棒が、全く僕のところに来ない。
僕ならば、「結果が出ました、長い事ありがとうございました」と、必ず言う。
それは、一緒に仕事をしてきた人間に対する礼儀だと思う。
そんな相手を相棒と思っていたり、結果を気にして待っていた僕は
フランシーヌです。 (あまりにも、おばかさん・・・・)
僕は、こういった礼儀を教えない会社や組織が心底、嫌になった。

僕がお礼や労いの言葉を待っているのが浅ましいのかな?
だとしたら、僕の感覚がおかしいって思えばそれでいいでしょう。
でもサッカーの試合が終わったら、結果に関係なく皆で「お疲れ様!」って言うし
芝居の稽古や公演の後でも必ず、お互いを労う。
長年付き合ってやってきている相方Charlieとだって、練習やライブの後は
必ず「お疲れ様」の挨拶は、欠かしたことが無い。

こういった礼儀は、今や時代遅れなんでしょうか?
僕の会社だけなのかも知れませんが、気に入らない事があると、
礼儀や挨拶まで、どうでも良くなってしまう若者が多く居ます。
それを怒れない上司や年長者は腰抜けか、同じように無礼な連中の気がします。

「そんなの、関係ねぇ・・・」って言うギャグは、時代を反映しているのでしょうね?
ただ、こういった連中が世の中に蔓延してくるとしたら日本の将来は暗いですね。
いや、表面だけでも上手くやって行けるほうが世渡り上手なのかな?

少なくとも、僕はそういった器用な生き方が出来ないみたいです。
コメント
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