『やんちゃジジイ・ゆうちゃん』のイカすセカンドライフ

我儘で『やんちゃ』な爺さんの目標は、
周りに笑顔を振りまいて、楽しくセカンドライフを生きる事。

皆でウルウル、劇団「ステージドア」

2008年04月27日 | Weblog
今日は昨日に続いて劇団「ステージドア」の稽古でした。
昨日は稽古の後の一杯で、家に帰ってから寝ちゃったみたいです。

先週まで、座長が海外へ出かけて居たので稽古はもっぱら振り付け。
振り付けの河岡先生が忙しくなるので集中的にやって頂いたのです。
それで、先週の稽古が終わった後に姉さん達と一杯やりながら
「来週から芝居の方に入るから、台詞を入れておいて座長を驚かせようね!」
って言われて、僕はこの一週間は台詞を覚えるのに結構時間を割きました。

元々、台本は毎日一回は目を通すようにしているのですが、
どちらかと言うと、台詞を覚えると言うよりストーリーを理解して
芝居の登場人物のことや、台詞の持つニュアンスを感じ取ることが中心でした。
良し悪しは解からないけど僕の場合、他の人の台詞でも
「こんな風に喋るんだろうな・・・」って、イメージを作って台本を読んでいるんです。
これは、自分の台詞にも関わってくるから重要だって自分では思ってるんですけどね。

ところが、大方の人は自分の台詞しか覚えてこない。
台詞を言う事ばかり考えている上に、練習をしてきている感じがしない。
上手い下手はともかく、稽古までに自分なりの演技を考えて来て
演出家にぶつけると言うのが、稽古の礼儀だって思うんですけどね。

この日記で何度も書いているけれど、サッカーでも個人の練習は
みんなで集まってやる時には出来ないから、足りない部分は個人で引き上げて
練習に臨むのが基本なんですよ。
芝居の稽古も同じだって、僕はいつも感じて居ます。

それでも仲の良いお姉さん達は、殆どの人が個人レベルでの練習をしてきているから
稽古の後の話でも、凄く盛り上がる。
座長が言う、「台本をよく読んできてください」って言う意味が
単に台詞を覚えてくるだけだと思っている人にはちょっとガッカリします。

稽古の前の発声練習で、「外郎売」の一節をやったんだけれど、
それを何も見ずにすらすら言える女性のRさんなんか、尊敬しちゃいました。
Rさんは、台詞も歌もいつも練習してきている感じがします。
必ずしも器用な人では無いですが、Rさんは凄く尊敬できる女優さんです。
そういう人は、芝居の中での自分の考えを座長にぶつけて行けるんですよ。
そんなRさんに傍から、色々言ったり出来るのは同じレベルで稽古に臨んでいる人だけ。
僕は、Rさんに「こうしたら・・・」って言われたりするのが、凄く嬉しい。
僕だって、自分の受けた感想を率直に言える。良い関係だって思ってます。

さて、今回の芝居。
今までとはちょっと違って、いくつかの話が少しずつ展開して行くのですが
今の時点で、稽古中にウルウルしてしまうシーンが多いのです。
今日なんか、僕が出るシーンの前の歌が凄く素敵でウルウルしちゃって、
台詞が涙声になりそうで焦っていました。
それで、横を見てみたら相手役の姉さんがハンカチで目を拭っている。
「あぁ、やばいなぁどうしよう・・・・」と考えているうちに出そびれて、
座長に「何をやってるんだぁ!」って怒鳴られそうな予感がしていたら、意外にも怒られない。

良く見たら、当の座長がウルウルしちゃった様で、眼鏡を外して目頭を押さえている。
ちょっと笑っちゃって、ホッとしたのですがそんな感じのシーンが今回の芝居には多く有ります。
僕は自分の役柄がちょっと不満なんだけれど、まぁそれも芝居です。
芝居って、自分以外の人間になれないと駄目ですね。
まだまだ、素でやっている自分がいて未熟さを感じます。
あと2ヶ月半。これから、どんな芝居に仕上がって行くのか?楽しみです。
コメント
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