『やんちゃジジイ・ゆうちゃん』のイカすセカンドライフ

我儘で『やんちゃ』な爺さんの目標は、
周りに笑顔を振りまいて、楽しくセカンドライフを生きる事。

「ナンバーワン」と「オンリーワン」

2009年07月13日 | Weblog
日曜日の朝日新聞の対談の中にあった話。
ただ一人しかいないという意味では、「ナンバーワン」と「オンリーワン」は
同じように見えるかも知れない。
僕が子供の頃からこだわってきたのは「ナンバーワン」。
どんな事でも一番は一番!

仕事でも同じ。
「あの人が第一人者」と言われる存在を目指してきたわけじゃないけど
他の人がやらない事で頑張ってきた。
他人がやらないから、自分のやり方に誰も文句を言わない。
いや、言わせないように出来る限り理論的な部分で説明できるように考える。
時には、全く判らない事にも遭遇する。
その場合は、とにかく自分の考えでやってみる。
上手く行く場合も有れば、全く考え違いで終わる事も多々あった。
そのスタンスは、今でも変わらない。自分の考えに自信を持つようにしているから・・・・
それだからこそ、頑固にならなくてはいけない部分も持たなくてはならない。
そして、そんな中でも後継者を育てているし、その人間が自分を追い越し
追い落とすような存在になって欲しいと思う。
育てて貰った人間の礼儀は「引導を渡すこと」だと思っている。

それだから、後継者と同じスタンスに立って叩く。
「経験が無いから敵わない・・・・」
とか、
「上から目線でものを言っている」なんて、陰口を叩かれてもいるだろう。

そういう輩は、最初から逃げに回っている連中。
僕のモットーは解らない事を「解らない」と素直に言う事、
でも、その前にまず自分で勉強する。
それでも解らない事を、解らないなりに考えた末に
「こう思うのだが・・・」と、自分の信頼する人に意見を求める。

日本の伝統文化は、家元とか親方・弟子の世界だけど、しっかり後継者は育てている。
それだから親方や師匠と呼ばれる人に認められて、一人前になる。
新しい事をやろうとしても、基本的な伝統を崩したら成り立たないものが沢山
世の中にはあるから、こういった世界もありかな?・・・なんて思う。

一方で、自分しか知らないことを教えず、後継者も育てずに居る人が居る。
そうやって自分のステイタスを確立する。先駆者なんて、皆これでしょう。
これも一番、「オンリーワン」。決して悪い事じゃない。
作家や、音楽家なんていうのはまさにこれ。
他人の真似じゃないから、許されるんでしょう。
むしろそうじゃないと、個性なんて出ないし、競技分野じゃないからね。
僕らのバンド「Charlie&UG」も、後継者を育てる必要もないし、
他に似たようなバンドも居ない。
誰かの真似をする必要も無いから、むしろ「オンリーワン」であることが誇りになる。
競技会みたいな音楽のコンテストでは、「オンリーワン」でないと勝てないから面白い。

最悪なのは、後輩に何も教えないで、ずっと自分がお山の大将「オンリーワン」で居たい輩。
僕はこういう人間に何度か遭遇している。
最近でも居たかな?そういう「尊敬できない人」。
去年の日記にだいぶ登場してくれたけどね。
自称「ナンバーワン」。でも実際には「オンリーワン」。
僕の仕事のような分野では、「オンリーワン」になってはいけない。
自分の代で終わって良い科学技術なんて無いからね。

逆に僕の仕事の分野で「オンリーワン」って、競技会に一人だけ出場して
「優勝」って言って、威張っているような気がする。
これだけは、恥ずかしくて嫌だなぁ・・・・

相手や比べるものがあって、初めて「ナンバーワン」になれる。
僕は、他人に「ナンバーワン」と、認めてもらおうとは思わないけど、
それでも「一番」にはこだわる。
この気持ちがあるうちは、まだ簡単に引導を渡されない気がする。
コメント
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