『やんちゃジジイ・ゆうちゃん』のイカすセカンドライフ

我儘で『やんちゃ』な爺さんの目標は、
周りに笑顔を振りまいて、楽しくセカンドライフを生きる事。

落ち着きが無い少年

2009年07月30日 | Weblog
娘たちが夏休みに入って、丁度一週間。
考えてみれば、成績表を見せてもらっていない。
まぁ、長女は遅刻魔で、勉強嫌いだから成績も悪そう。
次女は中2だけれど、長女が都立高校に入って、私立の入学金を
ご褒美に貰ったのを見て、「自分も都立へ行く」と言い出して
少し勉強に身が入っていたけれど、どうだったのかな・・・・?

高校生の時の成績なんて、大人になってなんにも意味を持たないのだけれど
それを言ってしまうと、勉強をしなくなるので黙っているんだけど・・・。

僕の小学生の頃の成績は、オール4って処かな?
中学、高校では英語が駄目だった。
主要5科目で数学、国語、社会が3、英語は2、理科が4という成績。
専門系の技術家庭は4、体育も4、音楽は2、美術は5か4だった。
いわゆる、内申点は33か34点だった記憶がある。
そこそこ良かったんですよ。

ただ、我家は上の2人の長男、長女がオール5の化け物。学校でいつも一番を争う秀才。
弟もそれに引けを取らない秀才で、それと比べられるから、
いつも「雄二は馬鹿」「出来損ない」、みたいな感じで見られていた。
姉と同じ中学に進学した時は、学校からそんな目で見られて、本当に苦痛だった。
唯一、兄弟の中で郡を抜いて足が速かったから、それだけが僕のプライドだった。

成績表の後ろには必ず「落ち着きが無い」って書かれていた少年。
気持ちがいつも散漫。一つの事に集中しきれないから、理屈より体で覚える方だった。

ところが、大人になってこの散漫な、落ち着きの無さが功を奏して
今の仕事でも、特殊な技能を身につける要因になっているから人生って面白い。
僕は今でも何かをやる時に、いつも興味を持って物事を眺める事、
とにかく触ってみる、試してみる事が癖になっている。
考えると同時に、やってみるというのかな?

科学でも音楽でも理論はとても重要だけれど、かと言って理論だけでは何も生み出さない
特に僕の仕事で、何かを生み出すのは三つのI
Intuitive ・・・・・「直感」
Inspiration・・・・・「発想」
Imagination・・・・・「創造力」
だと思っている。
それがあって、理論というものが後からついて行く、
というやり方をずっと続けている。

最近は仕事よりも、音楽の方がこういう感覚が大事な気もしてきた。
音楽ではIntuitiveはちょっとそぐわないかも知れないけど、
曲を作る時にはInspirationが大事かなぁ?なんて思うことがある。
Imaginationの方が大事なように感じるけど、僕はInspirationだと思っている。
詩を書く時には、特にInspirationが物を言う。

題材を決めて、素材である情景や登場人物、物を思い浮かべる。
その素材の色や匂い、感触を言葉でイメージしてみる。
そしてその言葉の音の響きやアクセントを、そのまま音符にする。
その音符にメロディをつける・・・・

これ、ビートルズの音楽が殆どそうなんですよ。
言葉の持っているメロディ、リズムをそのまま唄にする。
なかなか簡単じゃないんですけどね。

兄弟の中で一人だけ出来損ないの僕が、他の兄弟とちょっと違う点は、
そういった感覚的な部分かな?
学校の成績なんて、社会に出たら何にも役に立たない。
だから、自分の子供にも、理論より感覚を身につけて欲しいと思っている。
とは言え、やっぱり成績が悪いより良いほうがいいよなぁ・・・・
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする