『やんちゃジジイ・ゆうちゃん』のイカすセカンドライフ

我儘で『やんちゃ』な爺さんの目標は、
周りに笑顔を振りまいて、楽しくセカンドライフを生きる事。

ミュージカル座『赤ひげ』

2009年07月03日 | Weblog
今日は午後から休暇。
夕方から北千住のTHEATRE1010で「ミュージカル座」の公演
『赤ひげ(主演:宝田明)』http://www.musical-za.com/STAGE/akahige/stage.htm
を観に行ってきた。

1時過ぎに帰宅。
途中、相方にこの間のライブの出来が良かったので
CDにして送るつもりでいたのだけれど、良く考えてみたら
北千住に行く前に、相方が仕事をしている御茶ノ水を通るので
「ちょっと抜けられないか?」とメールをしたら、予想通りOKの返事。

30分ほどだったけれど、御茶ノ水の珈琲ショップで合流。
次回のライブまでに、今回の反省点を直そうと思って、自分なりに
曲ごとにコメントを入れたメモをCDと一緒に渡した。
二人だけなので、お互いの考えを伝えれば、後は個人練習で済む。
なんて、言って次の練習の約束をして別れた。

そして北千住へ地下鉄千代田線で移動。
今日の芝居『赤ひげ』には、劇団の若手、山中慎吾君

がオーディションに合格して出演が決まっていて、チケットのノルマも
有るらしいので、劇団のオバチャマたちが皆で買ってあげて観に出かけたのです。

僕はと言うと、付き合いで行くほど人が良くないのだけれど、
時代劇のミュージカル、おまけに『赤ひげ』・・・・
これを、どう料理するのかな?なんて、ちょっと興味が有って
おまけに劇団では弟みたいに思って接している山中君の舞台。
いい機会だから観に行こうと思った次第。

芝居は流石にプロの芝居。
主役の宝田明さんは、年齢を感じさせないくらい堂々としているし
唄もしっかりしている。
若手医師、保本登役の松原剛志さんはソロの唄も実に上手い。
我々の劇団と明らかに違うのは、出演者全員がソロを取れるほど
唄のレベルが高い。まぁ、プロはこれが当たり前なんでしょうけど・・・

それだから、ソロのサポートをするのも凄く上手い。
僕の劇団は、「元気」が売り物なので仕方が無いとは思うけど
本当にソロで唄える役者さんは数えるほどしか居ない。
芝居の中でソロを取ってはいるものの、僕の目から見ても
せいぜいカラオケで上手く歌うようなレベルだから
聴いていて心が揺さぶられるような唄い手が居ない。
これは僕も含めての話です。

でも、芝居を観ていて変だなと思った事も有りました。
最近はピンマイクが当たり前になって、台詞もマイクで拾う。
音響が下手糞なのか?
役者が上手に居るのに、台詞が下手のスピーカーから聞こえる。
「あれ?誰が喋っているの?」っていう感じが何箇所もあって違和感があった。

時代劇のミュージカルなので、ダンスと言うより踊り。
衣装も着物なので派手な動きは無理だから、そういった意味では
普通のミュージカルとはちょっと違う。
でも、日本らしいミュージカルで、僕は意外と好きだったなぁ。

難点は題材が『赤ひげ』だったので、芝居が長くなってしまう事。
なんせ、赤ひげの話を全部入れちゃうから長くなるのは仕方が無いけど
芝居だけで3時間半はちょっと長すぎるかな?
開演が6時半だったので、夕飯は終わってから・・・なんて考えたのが間違い。
終わったのが10時で、帰るだけでやっと。実際、帰宅したのが11時半。
芝居は長くても3時間が観る方も限界って言う感じ。

でも、僕はちょっと高めのチケットだけど、それに見合う内容だった気がします。
肝心の山中君、台詞もあって一人で4役くらいやっていたかな?
この芝居で、プロでやって行くための何かを掴んで欲しいです。
一緒にやっている人間が、メジャーになってくれたら応援のし甲斐があります。

ちなみに、最後のカーテンコールで役者さんが客席に向かって
手ぬぐい

を投げて、サービスしていました。
その一個が、前から7列目の僕に向かって跳んで来て、バッチリキャッチ。
手ぬぐいには「貧困と闘い、無知と戦え」と書いてありました。(写真)

久しぶりに観たプロのお芝居。
アマチュアとプロの差を見せ付けてくれて、楽しかったです。
コメント
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