『やんちゃジジイ・ゆうちゃん』のイカすセカンドライフ

我儘で『やんちゃ』な爺さんの目標は、
周りに笑顔を振りまいて、楽しくセカンドライフを生きる事。

若い頃に出来なかった事」・・・中高年登山

2009年07月17日 | Weblog
また、中高年登山で事故。
事故に遭った方には失礼かも知れないけれど、ハッキリ言って阿呆だね。
僕も若い頃、登山に夢中になっていた経験もあって思うんだけど
今回の事故は、多分低体温症、いわゆる「凍死」じゃないかな?

北海道の大雪山渓は、中高年の素人が簡単に登れるほど甘くは無いのですよ。
事故の有ったトムラウシは100名山に入っているのかな?
そもそも、夏山と言っても北海道の山は北アルプスなどに比べると凄く寒い。
比較的東京から近い、北アルプスでさえ夏山でも防寒具は必須。
山の気温は、昼と夜の差が大きいから気をつけないといけない。
夏でもシャツはウールの物や、フリースのようなものが必要になる。

多分、この事故に遭った方達は軽装だったんじゃないかな?
2000mを越えると気温が低い上に空気が薄くなって、体力的にもきつくなる。
体力だけが自慢の僕でさえ、自分のペースでないと登れない。

ツアーガイドも素人が居たらしいけど、登山なんて一番遅い人に
ペースを合わせて、先頭と一番後ろは一番経験がある人が歩かないと
遅れる人が出た時に、置いてきぼりなんて事になる。

それと、一番大事なのは「諦める勇気」。
ツアーなんて、お客が我まま言って勝手に行動してしまう危険性が
凄く高いから、毅然とした態度で対応できる存在が必要。
そういう意味では、ツアーを企画した会社にも責任はある。
でもね、やっぱり命を落とす人は、その人に問題があると思うよ。
後で、責任問題や訴訟なんて事になるんだろうなぁ・・・・
僕は、「自己責任」、もっと言えば「自業自得」だって冷ややかに見てるけど・・・・

僕も、何度か仲間と一緒に行った事が有るのだけれど、
天候が急変して、予定通り行けそうも無くて、下山しようとした時に
仲間の1人が、「折角来たんだから、一人でも行きたい・・・」と、
強風で横殴りの雨の中を、常念岳から蝶が岳まで歩いた事があった。
その時は、尾根道で突風に遭い、危うく滑落しそうになって、
怖い思いをした事が有る。
挙句の果てには、言い出した本人が風雨に曝された疲労から、その夜に発熱。
山小屋に入っても、全然気が休まらなくて、いい思い出にならなかった。

それ以来僕は、登山へは一人で行くようになった。
気に入ったところにずっと居たり、計画変更も簡単だからね。
考えてみれば、もう山登りは20年くらい行っていない。

中高年の登山もそうだけど、最近は「若い頃に出来なかった事」と言って
音楽でも金にものを言わせて、Martinギターを買ってみたり
ちょっと、違うんじゃないの?って思うことが良くある。
若い頃にやらなくちゃ、歳をとってからじゃ無理な事だって有る。
登山なんて、その典型だと思うよ。

それでも亡くなった方の御冥福をお祈りします。
コメント
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