『やんちゃジジイ・ゆうちゃん』のイカすセカンドライフ

我儘で『やんちゃ』な爺さんの目標は、
周りに笑顔を振りまいて、楽しくセカンドライフを生きる事。

お袋の思い

2010年12月25日 | Weblog
もうすぐ2010年も終わる。
お袋が退院した時は、もう余命一ヶ月と宣告されて
兄弟が皆、覚悟していたのだけれど、献身的な姉貴の介護が有って
お袋は気持ちの上で元気を取り戻して、病気の進行も
少し遅くなったような気がする。

それでも最近は耳が遠くなってしまい、大声で話してやらないと
こちらの言っていることが聞き取れない様子。
話をするたびに大声で、逆に何だか微笑ましい感じ。

今日は昼過ぎに出かけて行ったのだけれど、兄貴と弟夫婦が
先に来ていて、このところ毎週末に誰かしら来てくれる。
7年前にやっぱり余命3ヶ月と言われた時の入院時は、
姉貴は豪州に居て、兄貴夫婦もアメリカから帰国したばかりで、
弟夫婦も子供や親の問題があって、今のように時間的な余裕が無かった。
僕一人が奮闘していた気がしたけれど、考えてみればあの時は
僕が突っ張っていて、兄弟に頼ろうなんて気持ちが無くて、
兄弟の仲も何処かギスギスしていた気がする。

今は自然に皆が集まって、姉貴に頼らざるを得ない部分は割り切って、
それ以外に出来る事をしてあげると云うスタイルになって、
皆が思い思いにお袋にしてやれる事をやってあげている。
まぁ、それだけ歳をとったという事なのか?
姉貴が居る事で、僕の気持ちもサポートに回ることで楽になったのか?
良く判らないのだけれど、お袋の容態が悪くなって行く以外は
兄弟の関係は凄く良くなったように感じる。

以前、お袋がまだ元気だった時に兄弟の事をお袋と2人で話したことがある。
『皆、同じように育ててきたつもりなんだけどね・・・
兄弟が仲良くしてくれるのが一番の望みだよ』
と、お袋がしみじみ話した事が有った。
今、皆が集まって和気藹々の雰囲気になっているけれど
それも、お袋の思いが伝わってそうさせてくれているんだろうな・・・・
コメント
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