昨日の試合は、僕が得点しちゃったお陰で、昼休みの練習は
皆が僕の登場を待って、『ほら、来た来た・・・・』みたいな乗り・・・・。
『オーナー兼ストライカー』として君臨する以上、威厳を保つために得点は必須項目。
社会人リーグの試合で僕がフィールドプレーヤーとしてピッチに立つ時は、
ある程度点差が開いている時なので、そう云う時は味方も僕にボールを集めてくれる。
40歳以上のシニアの試合の時は、走力もそんなに変わらないので体力的に余裕がある。
いくらそうだからとは言え、サッカーで得点するのはそう簡単じゃないのです。
それなりに枠の中にボールを蹴り込む技術も要るし、一番大事なのは
得点を奪える位置に、走り込む事が出来るか?・・・・なのですよ。
この間のW杯で、大久保が決定期に外しまくってチームがリズムに乗れなかったように
来たボールを枠の中に蹴り込む事は、簡単なようで意外と難しいのです。
だから、僕がチームメイトに『ストライカー』と呼ばせて、「面倒臭いオヤジだなぁ」と思わせるのも、
そういう勝負強さとか、なんだかんだ言っても得点しちゃうところがあるから出来るお笑いネタなのです。
そして今日の昼休みは、試合で得点した翌日のお約束事を芝居風に・・・・。
☆第一幕『ストライカー、見参!』
着替えをするシャワールームの前で群がっているチームメイト、そこに僕が到着する。
チームメイトが僕を見つけ声をかける。
チームメイトO:『あっ、ストライカーだ・・・・』
チームメイトT:『昨日はお疲れさまでした…』
僕:『ストライカー、見参!』
チームメイトM:『面倒なオヤジが来ちゃったから早くグラウンドに行こうぜ・・・・』
僕:『臭いぞ・・・・臭わないか?』
チームメイト達:『えっ、何がですか?・・・・』
僕:『俺には、ぷんぷん臭うがな…お前らには臭わないのか?』
それを見たチームメイトは、顔を見合わせ関わらない方が良さそうだという目配せ
チームメイトM:『???・・・・行こ!』
チームメイトO:『オーナー、先に行きます・・・・』
チームメイトT:『皆が待ってますよ』
僕:『おぉよ・・・・・』
と言って、逃げるようにグラウンドへ出くチームメイト達。(一幕終了)
☆第2幕『俺が、ストライカーだぁ・・・・』
遅れる事、3分。僕が着替えを終えて、スロープからグラウンドへ登場!
ストレッチをしながら、10人ほどのメンバーがこちらを見ている。
両手を広げ、両耳にあてて皆の声を聴く様な、お約束のポーズでグラウンドに登場する僕。
チームメイト達は、僕がグラウンドに入る瞬間を待って、お約束の台詞を言うタイミングを図る。
チームメイトO:『あっ、ストライカーだ・・・・』
チームメイトU:『ちゃうちゃう、エースストライカーだよ…』
チームメイトM:『うっせぇなぁ、ほら練習始めるよ・・・・』
チームメイトK:『仕方が無いよ、点入れちゃうんだもん…』
僕:『うーん、やっぱり臭うなぁ…ここに来たら匂いが強くなった』
チームメイトT:『なにか、臭いますか?』
チームメイトI:『汗臭いですか?』
僕:『お前らには、解らんだろうな・・・・この匂い』
チームメイト達:『・・・・…???』
僕:『俺には解る、ゴールの匂いがするんだ』
チームメイトO:『あっ、なるほど・・・』
僕:『まぁ、君らのような嗅覚では解らんかも知れんがな・・・・』
チームメイト達(声を揃えて):『流石はストライカー!』
終わり
この面倒くさいお約束事に、付き合ってくれるのですよ(笑)
そして、今日もまたボールを蹴って、汗を流しました。
W杯で良い試合を沢山観たけど、この連中とサッカーをするのが一番楽しい。
やっぱり、サッカーは観るものじゃない、自分でやるものだって思います。