『やんちゃジジイ・ゆうちゃん』のイカすセカンドライフ

我儘で『やんちゃ』な爺さんの目標は、
周りに笑顔を振りまいて、楽しくセカンドライフを生きる事。

『モチベーションアップ講座』

2014年07月17日 | Weblog

今日は午後から『モチベーションアップ講座』でした。
講師の名前は伏せますが、僕が見る限り大したコンサルじゃないですね。
いわゆる二流、三流のレベルです。

話の内容も、ちょっと考えれば誰でも言いそうなことばかり。
社長の話をきちんと聞いて、それを咀嚼してから部下に伝えれば
仕事のもつ意義や、価値、それにチャレンジするプライドみたいなものは
簡単に意識付けしてやれるはず。
そんな事もやらずに、セミナーの中でのカリキュラムをこなしてるだけで
本当に若手にやる気を起こさせることなんて出来やしない。

このセミナーで使ったシートがまたお笑いです。
5つほどの設問があって、それに記入する。質問の内容は5つ。
1.ここ3年を振り返って仕事を通して喜ばれたシーンを思い出してください。
 (誰がどう喜んでくれましたか?)その時、喜んでくれた人達はどんな気持ちになったでしょう。
2.逆にあなたの仕事がいい加減だったら、どうなるでしょう?困る人は居ますか?どう困りますか?
3.あなたの仕事が無くなったらどうでしょうか?どう困りますか?
4.他とは違う価値(No1の価値)ある仕事をしてゆきたいと思うものはありますか?非凡な仕事はありますか?
5.仕事の使命、あなたの仕事の価値を纏めてみましょう。一言で言えばあなたの仕事は何でしょう?
 (世界、社会をどう変える仕事か?どう喜ばれる仕事か?どう価値ある仕事なのか?)

この他にもあった質問シートを見て、失礼だけど・・・・・笑っちゃった。(声が出ちゃいそうだった)

モチベーションを上げましょう!なんて、誰のモチベーションの事を言ってるんだろうね?
セミナーを受ける限り、この講座を受けている人間はモチベーションが高くて、
部下のモチベーションを上げるためにはどうしたらいいのか?・・・・・なんて感じだけど。

冗談じゃありません。
僕が見る限り、若い人たちのモチベーションは決して低くないのです。
やろうっていう気持ちもある。
問題なのは、その意欲を殺ぐような組織運営をしている管理職の面々です。

一昨年、こんな事がありました。
新潟にある長岡技術大学の学生をインターンシップで与かった。
30年近く手をつけていなかった電子銃の碍子の見直しを学生にやらせた。
その子に若手社員をつけて碍子専門メーカーの京セラの技術的なアドバイスを受けながら
機械的な基本設計をきっちりした後に試作させた。
本当は学生にやらせるような仕事じゃないけれど、どうせやるなら、キチンと設計の大変さを体験させて、
自分が考えて出来上がったものを、自分で評価させて、終わらせたかった。
だが、設計検討に手間取ったりで研修期間内に完成と云う目標は、時間的に間に合わず、
学生が学校に戻った後に、若手社員と一緒に評価を終わらせ、設計から『完了』報告した。
計画より低いコストダウンだったが、それでも年間100万円以上のコストダウンになり、
順調に行けば去年の秋から製品に適用する予定だった。
若手にも『良く頑張ったな』と、僕にしては珍しく褒めてやった。

ところが他部署(手配部署)が勝手に外注業者へその図面を出して、もっと安く作ると言われたため
その業者に作らせると言う事で、話が進んでいた。それはそれでいいのですよ。
それなら評価をした京セラ製のの碍子を一旦採用して、並行して外注業者の試作品を評価して、
改めて導入すべき・・・・と言ったんだけど。
業者が変わると、もう一度同じ評価をしないといけないからね。
ところが、そんな事を全く無視して、勝手に進めて、挙句の果てにはどっちも採用して居ない。

これに関わった若手は、その対応にガッカリしてモチベーションは一気に下がった。
そりゃ、そうだよね・・・・。頑張っただけで、成果が目に見えないんだから・・・・
こう云う対応が、随所で行われる。問題が起きれば設計の責任になる。
モチベーションを下げているのは、そういう決定をしている上の馬鹿ども。

『そうやったらモチベーションを上げられるか?』を考える前に、
『なぜ、モチベーションが上がらないのか?』の原因をきちんと考えなければならないのに、
講座を受けて、上の質問に自分の自慢話(僕にすれば大した事やって居ない)を
皆の前で発表して、やった気になっている。

酷いのは、元社長の悪口を公然と言った事。
厳しくて怖かったけど、僕を育ててくれた心から尊敬して居る恩師をです・・・・。
厳しいのを『恐怖政治』みたいに言いやがって・・・・・
たまには涙を流しながら仕事する事も大事なんだよ。それで育つんだから・・・・

予想通り・・・・阿呆みたいな『モチベーションアップ講座』でした。

コメント
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