『やんちゃジジイ・ゆうちゃん』のイカすセカンドライフ

我儘で『やんちゃ』な爺さんの目標は、
周りに笑顔を振りまいて、楽しくセカンドライフを生きる事。

劇団への思い:座長の書く脚本が好きで芝居を続けて来た

2021年09月21日 | 劇団ステージドア
今日は、座長と3時に新宿小田急百貨店の8Fにあるテラス、
いわゆる屋上のスペースで待ち合わせ。
人が殆ど居ないし、外気が気持ちいい。
コロナ感染対策にもちょうど良くて、座長のお気に入りスペースだそうです。

最近、劇団の事を考えるたびに、ずっとモヤモヤしていた。
今日は座長に会って、自分の考えや気持ちを伝えてきました。

僕が劇団で一番大事にしていることがあります。
それは座長が書く脚本。
シェークスピア劇団のように、座付きの脚本家が居て台本を書く。
その台本は僕にとって唯一無二の素晴らしいものです。
台本を手渡されるたびに、劇団員の特徴や性格、芸風などを
思い浮かべながら、その人に合った役やセリフが用意されている。
劇団に参加してから、毎回のように台本を読むことが楽しみになっている。
正直言って、座長の書く脚本が好きで芝居を続けて来た・・・・
と言っても過言ではないですね。

ところが、座長も高齢になって、ここ数年は将来的な事を考える時が多くなっている。
この間、座長と室さんの3人で話をした時に
『脚本や演出は、金を払って頼めばいい』
なんてことを座長が言い出した。
室さんは、『脚本は素人には無理』という考えを持っていて、それには頷いていた。

でもね、そうなると僕の好きな台本ではなくなってしまうのですよ。
数年前に座長に『脚本の勉強をしたい』と申し出た事があって、
これまで公演した29本の台本の書き直しから始めたら良いと言われていた。

実は音響を担当して頂いている実吉先生と、何度か話をしたことがあって、
その時も座長が劇団員の顔を思い浮かべながら書いている脚本の話になった。
そして、『そのスタイルは無くさない方が良い』と言われてきた。

15年劇団に在籍している僕ならば、それを引き継げる気がしている。
もちろん、最初から完璧な物は作れないでしょう。
でも、やってみなければわからない。

そのスタイルを捨てて、脚本を外部に頼むようになったら、
普通の劇団と何ら変わらない劇団になってしまう。
普通のことをやって、新しいことにチャレンジしないのは、
僕の生きるためのポリシーに反する気がするのです。
そうなったら、僕にとって何の魅力も無く楽しくなくなってしまうので、
その時は劇団をスッパリと止めようと思って居る。

今日はこんな事を座長に伝えたのでした。
やってみなければわからない・・・・
これは僕の生き様でもありますからね。
コメント
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