厄介な代物と称した秘密基地の柱時計。
この時計はドイツ製のユンハンス(junghans)というメーカーのもの。
正確な話かどうかは分からないが、祖父が『戦利品』として何処かから頂いてきたものだと聞く。
この話が本当なら、この時計は買ったのではなく、奪ってきたものですね。
ちなみに、この時計は骨董品屋が8万円の値をつけた代物です。
という事は、市場では少なくともその3倍くらいはするのでしょうね。
ちなみに、この時計は骨董品屋が8万円の値をつけた代物です。
という事は、市場では少なくともその3倍くらいはするのでしょうね。
ゼンマイ式の振り子時計なので、1週間に1回はゼンマイを巻かないとならない。
オマケに、時間がしょっちゅう狂うのでその都度調整しながら使って居ます。
これは小学校の理科で習った通り、振り子の長さが長くなると周期が長くなり、
逆に短くすると短くなるために起きる、物理現象なので仕方がない。
機械式の金属製振り子が熱膨張などの影響で、気温によって周期が変化する。
夏と冬とでは時間の進み方が明らかに変わるし、冬は暖房を入れた途端に遅くなる。
これを加味して振り子の長さを調整するネジをほんのちょっと動かして
1㎜以下の錘の位置調整をして、時報通りに時計のチャイムを鳴らすのが
拘りというか、一つの楽しみにもなっている。
この作業をすることで判った事もある。
子供の頃に我が家にあった柱時計は、1秒間に1往復して1分60回。
ところがこのユンハンスは、測定したら1分間に50回だった。
つまり、デジタル時計の表示では合わせきれないのです。
一番確実なのは、メトロノームを1分間50回にセットしてそれに合わせて
振り子を同期させてみたのだけれど、それも長時間かかるので諦めた。
なので、今は気が付いたときに微調整をしながら使って居るのです(笑)
厄介な機械式時計だけれど、僕は逆に好きですね。
アナログの典型的な機械ですから尚更です。