札幌着14:45。
札幌発15:00小樽行き区間快速いしかりライナーに乗る。
銭函駅を過ぎると海が見えてきた。
海岸すれすれに線路が走る。
空はどんより曇り空で、海との区別がつかない。
朝里駅。
思わず口をついて出る大好きなあの曲、石狩挽歌。
えへっ、もう1曲リンク。
15:39小樽に到着。
ここで岩内行きのバスに乗る。
15:40発のバスに乗るべく走るが間に合わず、次の16:20発まで待つ事に。
小樽を出たバスは海岸沿いの国道5号線を走り、余市に入り函館本線と
平行に走って行く。
この日も函館本線の余市あたりから先、JRは運休していた。
明日、この函館本線に乗りたいのだが、明日は動くのだろうか?
台風12号の影響がまだ残っている。
岩内は、水上勉「飢餓海峡」のエピローグになった街。
昭和29年の洞爺丸台風の時、全家屋の80%を焼き尽くす大火があり、
「飢餓海峡」もこのくだりから始まる。
以前は函館本線「小沢駅」から15キロ程をJRが繋いでいたが、今は廃線になっていて
小樽~余市~岩内を中央バスが結んでいる。
廃線になって不便でしょ?と、今宵泊まる宿の送迎車の中で聞いてみた。
「いやぁ、通学の高校生が乗るだけだったから・・・。」と、
いう返事が返ってきてちょっと拍子抜け。
今宵の宿は急遽予約した「高島旅館」。
岩内のバスターミナルへ宿から迎えに来てもらう。
宿の車は郊外へ向かい、小高い山を登って行き、15分ほどで宿に到着。
2階の左端が私達の部屋だった。
館内に入ると広々としたロビーが目に飛び込んでくる。
高島旅館は、おいしい魚介類をたっぷり食べさせてくれる宿として
人気があり、札幌や小樽からも、その料理目当てで宿泊する人が多い。
どんな夕食なんだろう?楽しみだなぁ・・・。