串カツ子の旅日記

美しい国、日本。まだまだ見たい所がいっぱい。
温泉、宿屋、食べ物、紅葉、桜、街並み・・・興味の対象は尽きません。

台風翻弄旅-13(上川にて)

2011年09月20日 | 旅-北海道

大雪高原山荘の車で層雲峡まで送ってもらい、10:55発のバスに乗り、上川到着11:25。

おっ、上川にもねぶたがあるんだ。
と、思ったが、これはご当地B級グルメ「上川ラーメン」の宣伝らしい。

嬉しい事に駅前に喫茶店があった。
地方で喫茶店を探すには苦労するのだが、駅前にあるとは・・・。

「珈琲屋 椋(むく)」。

夜はスナックになりそうな感じのゆったりソファが並ぶ店内。

時刻は11:30。
大雪高原山荘でしっかり朝食を食べたが、この後列車が続くのと、
今宵の宿は魚がいっぱい出る豪華版なので、お腹はすかしておかないと。

夕食に響かないよう軽い昼食をと「シーフードピラフ」を注文。

スープとサラダ付。

味がよくて、おいしい。
もしかしたら冷凍食品かもしれないが、ぺろっとたいらげ、満足、満足。

旅館料理が続く旅、昼食には、ちょっと目先の変わったものがいい。

上川駅には普通列車が止まっているが、これには乗らない。

雨が降り続いている。

札幌行きの特急待ちだというのに、電車を待つのは3~4人と寂しい。

上川発12:31の特急オホーツク4号で札幌へ向かう。


台風翻弄旅-12(大雪高原山荘-3)

2011年09月19日 | 宿-北海道

6:30から朝食が始まる。

朝食はバイキング。

きちんと調理されたヘルシーなおかずが並び、どれも食べたいものばかりで困る。

ニシンの焼き物、焼きナス、きゅうりとくらげの酢の物、五目豆。

ヒジキの煮物にきんぴらごぼう、ポテトサラダ・・・。

野菜もたっぷり。

牛乳、ジュース(何だったかな?)、コーヒーもある。

温泉卵、タラコ、イカの塩辛も。

ちょっとごちゃごちゃして汚らしい感じだが、これが私のプレート。

フキの煮物もおいしかった。

昨夜の夕食よりこの朝食バイキングの方が良かった。

これだけの品揃いなら、夕食もこれでいいんだけど。

大雪高原山荘は1年のうち123日しか稼動しない。

紅葉が終わり、雪が降り出す10月10日頃から6月頃まで、長い休みに入る。

「日本秘湯を守る会」の北海道の宿の中でも二番目に好きな宿で、
できる事なら1年に1度は訪れたい。

トイレは共同、というこの1点を除けば、コスパの良い、快適な宿だ。
是非、来年も来たいものだが・・・。

チェックアウトし、支配人の運転で層雲峡まで送ってもらう。

台風12号がらみの雨で林道の路肩が崩れている。
しばらくは、宿泊客しか通さず、昼夜兼行で補修工事が始まるらしい。

これも12日から通行可能になり、日帰り客の車も入れるようになった。

しかし、紅葉時期には、またもや宿泊客の車だけが通行可能で、
それ以外の乗用車客は、シャトルバスに乗り換えなくてはいけない。

不便であり面倒かもしれないが、日本一早く色づく美しい紅葉を
見ようと思えば、少々の苦労もいとわなければ。

昨年、一昨年と2度紅葉を見に行ったが、一昨年の紅葉は素晴らしかった。
味を占め、昨年は2泊したが、猛暑の影響で紅葉は遅れ、おまけに雨とあって、
高原沼の紅葉は見ずに帰った。

温暖化の影響で紅葉のピークは少し遅くなっているような気がする。
来年行くような事があれば、9/20過ぎの日を選ぼうと思う。

 


佛隆寺のカラフルな彼岸花

2011年09月19日 | 

石段を上がり境内へ。

拝観料金100円を賽銭箱に投入。
門をくぐると、大きな音のチャイムがなり、ちょっと驚く。

ぅわを~、白い彼岸花だ!

 白というよりクリーム色にちかい・・・かな?

陽が当り、金色に輝いている。

 

 

白ばかりだと思っていたら、ピンクの彼岸花も・・・。

 

こちらは黄色。

珍しい彼岸花を見れた。

黄色の花は鐘馗水仙

白いのはシロバナマンジュシャゲ

ピンクはナツズイセン・・・だろうか?

佛隆寺までの道すがら、アネモネだろうか?
たくさん植わっている畑が見えた。

 


佛隆寺の赤い彼岸花

2011年09月18日 | 

写真の師とも仰ぐズボラッチさんのブログで知った佛隆寺の彼岸花を見に。

 

なかなか立ち去ってくれない。

私もこんなじゃまをしているのだろうか?

約200段の石段沿いに彼岸花が咲く。

 

 

千年桜の足元にも・・・。

 

 

 

明日には半分の蕾も開くだろうか?

 

 

 

大和茶発祥の地ともいわれるだけあり、石段沿いにお茶の木が植えられ、
椿に似た花を咲かせていた。

まだ蕾もたくさん有る一方、枯れた花は、ほんの少ししか目につかない。

まだ満開ではなく8分咲きぐらいだろうか。
23日ぐらいまでは充分楽しめそう。


台風翻弄旅-11(大雪高原山荘-2)

2011年09月18日 | 宿-北海道

佛隆寺の彼岸花、笠の蕎麦の花を見に行ってきました。

これらは後ほど・・・。
先に出来上がっていた記事をアップします。

コメント有難うございます。
こちらも後で・・・。

浴室は夕食後に男女入れ替えになり、こちらは少し広いめの浴室。

濃い湯ではなく、成分総計356mg/Kg の単純酸性泉。

湯温は71度もあり、夏のみ加水される。

PH2.7 と強い酸性なので水虫には効くかもしれない。

 

 

どんよりと曇る空がうらめしい。

今日も雨なのだろうか?

 紅葉の頃は、錦秋の斜面を眺めながらの入浴。

 

各部屋にテレビはなく、このロビーと立ち寄り客用の休憩室にだけテレビがある。

 


台風翻弄旅-10(朝の大雪高原温泉)

2011年09月18日 | 宿-北海道

 昨夜からの雨が降り続く大雪高原山荘の朝。

朝食前に宿の裏手にある高原温泉の湯元あたりを散策。

緑岳への登山口。

緑岳へは4.5キロ約3時間の行程。

途中、高山植物のきれいな第一花園、第二花園があり、頂上からは
大雪山系を縦走し、赤岳から紅葉のきれいな銀泉台へ下れる。

いつかは、この緑岳から赤岳を経て銀泉台へと歩きたいと思っているが
いつになれば果たせるのやら。

コケが美しい。

このコケや地衣類を見にだろうか昭和天皇が昭和43年に、この地を
訪れ、大雪高原山荘に泊まられた。

それをきっかけに電話線が高原山荘まで通じた。
でも電気はまだ通らず、高原山荘は自家発電でまかなっている。

コインランドリーもあり、部屋にはテレビはないが、電気ポットに冷蔵庫・・・。
これらが自家発電の電気でまかなわれているとは、初めて知った。

 

ボッケがあり、回りはススキの穂におおわれていた。

ボッケは案外薄く、泥湯とまではいかないようだ。

秋の草花が雨に濡れている。

一番多く咲いていたのはこの花で、シモツケソウだろうか?

牡丹臭木ではないかと、そらママさんに教えていただきました。

臭い木・・・なんか、可哀想。
臭かったかしら?

ななかまども赤い実をつけて。

アキノキリンソウ・・・かな?

シシウドの実だろうか?

後2週間もすれば紅葉が始まり、多くの人で賑わうだろう。

9/15現在、やっと色づきが始まったらしい。

左手の小さな建物がトイレ。
この先トイレはないので、ここで用を足して高原沼へと入って行く。

 

高原山荘の足湯。

高原沼めぐりで疲れた体を、高原山荘の風呂で癒すもよいし、
足だけ休めてやるのもいいかも。

雨の中を歩き、少々冷えた体を温泉であたたまり朝食にしよう。

 


台風翻弄旅-9(大雪高原山荘-1)

2011年09月17日 | 宿-北海道

上川からバスに揺られ着いた層雲峡も雨だった。

秋には紅葉に彩られる岩肌も雨に煙る。

バスターミナルも閑散としている。

黒岳ロープウェイも運休。

1時間近く待ち、大雪高原山荘からのお迎えが来た。

この16:30のお迎えは予約が必要だが、客はどうやら私達だけのようだった。
これなら、電話して早く迎えに来てもらえば良かった。

後で気がついても遅いが・・・。

国道273号線から林道に入り、ガタガタ道を35分ほど、運転されている
宿のスタッフから熊の話などを聞きながら、はぁ、着いた~。

部屋は1階の立ち寄り客の休憩所の隣。

この部屋(12号室)は、風呂場にもトイレにも近くて、大のお気に入り。
空いてて良かった~。

部屋から正面に「ヒグマ情報センター」が見える。
高原沼めぐりをするには、ここでレクチャーを受け、背後の森へと入って行く。

いわば関所のようだが、ここのスタッフが高原沼一帯のヒグマの監視をしてくれてる。

今日(9/17)現在そろそろ紅葉も始まってきたようで、
しばらくは大勢の人達で賑わうだろう。

この大雪高原山荘もトップシーズンを迎え、満室の日が続く。
トップシーズンの宿泊料金が@15900。
トップシーズン以外なら@10650で宿泊できる。

 二畳ほどの踏み込みに八畳間の部屋。

電気ポットに空の冷蔵庫まで用意されている。
秘湯の宿と呼ぶにふさわしい立地条件だが、宿は快適に過ごせる。

さぁ、風呂、ふろ。

やっぱり温泉宿はいいなぁ。

白濁の硫黄泉がざぁざぁ掛け流し。
もったいないほどの湯が湯船からあふれ出る。

温泉はこうでなきゃ。

雨にもかかわらず露天へ。

内湯よりは、ややぬるめ。

昨夜は満点の星空だったらしい。

この露天風呂に入りながら、都会では見れない満天の星を眺めるのが
夢なんだが、残念な事にしょぼしょぼ降る雨に打たれながらの入浴。

食堂で夕食が始まる。

左端はチーズと鹿肉のハム。

鹿肉と豚(?)のひき肉ダンゴがメインの鍋。

大雪山一帯でもエゾ鹿が増え、獲った鹿肉の有効利用の一環らしく
今年は鹿肉が料理に多用されている。

猟師が高齢化したのも鹿が増える一因とか。

自衛隊の力を借り、空からもヘリコプターを投入し、
大々的な撲滅作戦を展開したが、空振りに終わったらしい。

煮立ったらこんな具合で、肉ダンゴは少々固いめだが、臭みや嫌な感じはない。

大ビンビール・地ビールなどのドリンク1杯がサービスでつく。

 

小ぶりなニジマスの焼き物。

淡白な身で、イワナより好きかなぁ。

ピンク色のアンが珍しかったが、正体は紅生姜とか。

他にも天ぷらが出た。

全体に簡素な山の料理だが、きちんと調理され味も良い。
最初から全部並ぶわけではなく、天ぷらや焼き物などは後から供される。

 


台風翻弄旅-8(旭川へUターン)

2011年09月16日 | 旅-北海道

富良野発11:08釧路行き普通列車に乗り込み発車を待っていると
「大雨の影響で運転を見合わせています」と、車内放送が流れる。

駅員さん何人かが列車に乗り込んで来て、乗客一人ひとりに行き先を聞いて回る。

聞けば、札幌発の列車もトマム辺りで、大雨の為運転見合わせ中という。

えぇ~、それじゃ釧路まで行けない!

発車時刻は過ぎるが列車は動かず、相変わらず「運転見合わせ中」の放送が流れる。

斜里まで行く乗客には旭川へ戻り、石北本線~釧網本線で斜里へという案内が
係り員からされ、その方は荷物をまとめ、旭川行きの列車へ急がれる。

その方は、私より高齢の女性一人旅。
うん、私もまだまだ行けそう。

根室本線で滝川へ戻る事も、列車が止まっていて出来ないようだ。
唯一の方法は、今乗って来た列車で旭川へ戻る事だけ。

困った!

今日の泊まりは、釧路から乗り換えて厚岸の次「茶内」。

運転再開はいつになるか分からないし、仮に再開され釧路まではたどり着いても、
その先の列車の本数はきわめて少なく、茶内まで行くのは不可能に思われた。

宿泊予定の「樺のん」さんにドタキャンの電話をする。

しかし、じゃぁ今晩と明晩はどこで泊まろう?
旭川or札幌・・・?

あまり気が進まない。

とりあえず、富良野発11:45旭川行きの列車に乗る。
富良野で泊まる・・・という手もあったかもしれないが。

乗る予定だった赤い釧路行きの列車の乗客は全員降りたようでカラッポだった。

行きは、るんるんで眺めた美瑛の丘、もう見ないはずだったのに・・・。

1両のワンマンカーは多くの引き返す乗客で通勤ラッシュ並みの混雑。

旭川到着12:55。

がっちり行程を組んでいたので、他に資料らしきものは持って来なかった。
パソコンがないと、まるで情報音痴。

旭川駅前でパソコンを使える所はなく、駅中にもない。

留守宅に電話して、あれこれ電話番号を教えてもらい、
旭川の駅で時刻表とにらめっこし、今宵の宿を決めた。

「大雪高原山荘」

日本秘湯を守る会の宿で、今回予約していたものの、台風の為キャンセルした宿だった。

旭川発13:43の普通列車で上川へ向かう。

上川からはバスで層雲峡へ。
宿のバスが層雲峡まで迎えに来てくれるのは16:30。

どうにか行けそうだ。

やはり1両のワンマンカー。

冷房はなく扇風機だが、座った席の上では回っていない。

「えぇ~、ここの扇風機つぶれてるんかな?」
それを聞いた乗客に教えてもらう。

この赤・白のボタンがスィッチのようだ。

こんなの初めて。

列車は旭川の郊外を走り、次第に田園地帯へと。

ここでも延々と続く黄金色。

雲に覆われた山は、旭岳か?

当麻駅近くの製材工場。

積んだ丸太に、スプリンクラーのようなものから水がかけられていた。
雨もポツポツ降っているのに、何のためだろう・・・?

北海道らしい一直線の道が続く。



愛別駅

中愛別駅

国道39号線だろうか?

石狩川の水量も増えているようだ。

列車は14:57上川駅に到着。

↑ 乗って来た列車。

冷房がないので窓を開け、北海道のやや湿った風を顔に受けながら
通り過ぎる光景に目をやり、時々シャッターをきる。

列車旅の妙味ここに有り。

予定通り釧路へ行けたならこの列車に乗る事はなかった。
災い転じて福となす・・・と、でも思いましょうか。

駅前から15:00発の層雲峡行きのバスに飛び乗る。


台風翻弄旅-7(釧路へ)

2011年09月15日 | 旅-北海道

中富良野の駅に戻って来た。

駅前には風雪を耐え、風格を感じる倉庫が並ぶ。

 中は、タマネギ、ジャガイモ、かぼちゃ・・・だろうか?

そして、この家。

傾いているように見えるのは、撮り方がヘタだからで、
傾いた事に驚いた訳ではない。

一見すると、宿のようにも見えるが、待合所・・・???

何だろう?どのように使われていたんだろう?

駅の中には待合所があるし・・・。

 

中富良野発10:44の列車を待つ。

富良野行きの普通列車がやって来た。

1両だけのワンマンカー。

扉は運転手がいる前しか開かない。

タマネギが収穫を待っている。

富良野到着10:54。

ここで、この赤い釧路行きの普通列車に乗り換え、新得まで行き、
札幌からやって来る「スーパーおおぞら5号」に乗り換え釧路を目指す。

今、乗って来たワンマンカーが止まっている。

この列車とは、おさらばするはずだったのが、
再びこの列車で旭川へ戻るハメになってしまうなんて、あぁ泣きたい。


台風翻弄旅-6(富田ファーム-2)

2011年09月15日 | 旅-北海道

十勝岳連峰も雲に覆われている。

晴れていれば、実にきれいなんだが・・・。

 

奥に広がるラベンダー畑も収穫が終わっている。

 ラベンダーはないが、混雑せずのんびり歩け、
写真を撮るにもじゃまが入らないこの季節がいいかなぁ・・・。

↑ 負け惜しみ。

温室でも咲いているラベンダーは少ない。

 

9月なのに紫陽花にお目にかかれるとは。

マリーゴールドの畑が広がる。

 

 

結果的には、観光といえるのは5日間で、この富田ファームだけだった。

雨、雨・・・そんな毎日の中で、花いっぱいの冨田ファームは、この旅に
唯一彩りを添えてくれた。

個人的には、美瑛の丘周辺よりもこの富田ファームが好き。

次にこの辺りへ来る事があれば、きっと、又寄ってしまうだろう。

富田ファームでのお楽しみの一つ、ショッピングはしない。

12月頃になると、配送料金が不要(金額によって)になったり、
買った金額に対してオマケが付くセールがあるし、持って帰るにも重いから。

もう一つのお楽しみは、ラベンダーソフトなどの軽食。

昼食代わりに「季節の野菜カレー」を注文し、飲み物は「いちごの果汁ジュース」。

このジュースが濃厚で、ちょっとイチゴだと思えない味でおいしかった。

カレーも秩父別の新鮮なブロッコリー入りで、おいしかった。

えっ・・・???と、思ったのは、
お皿が紙製品、スポーンにいたるまでも。

焼却して土に返すのだろうか?

ぐるっと見て回って、食事をしても1時間半程。

丁度、客を乗せて来たタクシーがあったので、それで中富良野へ戻る。


台風翻弄旅-5(富田ファーム-1)

2011年09月14日 | 旅-北海道

 タクシーで750円、富田ファームに到着。 

う~ん、いい香りが迎えてくれる。

ななかまどの赤い実。

 

前回来た時は、一面真っ白の冬だった。

 

赤いのは「サルビア・スプレンデンス」。
単に「サルビア」ってよんでるあれかなぁ?

ブルーのはラベンダーではなく「ブルーサルビア」。

 

風にそよぐ「クレオメ」。

ちょっと彼岸花に似ているなぁ。

小さなリンゴが実っている。

 

ラベンダー畑は、摘み取りも終わっていた。

ここが一面紫色になる時に来てみたいものだが、
その時はえらく混んでいるだろうなぁ・・・。


台風翻弄旅-4(富良野線)

2011年09月13日 | 旅-北海道

旭川発7:42の普通列車で中富良野へ向かう。

雲の領域がだんだん増えてきて、青空を覆っていく。

忠別川の流れも茶色く濁っている。

上流ではかなり降ったのだろうか?

 通学の高校生達が降りてしまった車内はのんびりムード。

私は運転席の後ろに陣取り、「踏み切りよ~し」・・・・。

前方に十勝岳連邦が見えてきた。

線路はまっすぐに延びて気持ちいい。

美瑛の丘も遠望して。

反対側に目をやると黄金色に実った田んぼが連続する。

北海道は穀倉地帯だぁ。

北海道といえば、延々と牧場が続く・・・と、思っていたが、
この田んぼの連続には驚いてしまう。

地球温暖化で北海道がいい米どころになるとか・・・。
ほんとにそうだ!と、実感する。

 

どこの駅だったか?行き違い。

 8:44中富良野駅に到着。
無人駅だが駅前にはAコープのスーパーがある。

旭川から約1時間。
だんだん悪化する空模様を気にしながらも、
沿線の景色を眺めながらの楽しいローカル線だった。

富田ファームまでは徒歩20分だが、駅でタクシーを呼ぶ。


台風翻弄旅-3(旭川にて)

2011年09月12日 | 旅-北海道

東横インにチェックインし、荷物だけ部屋に置いて、遅い夕食に出かけた。

北海道へ来たら1食ぐらいは食べたいスープカレー。

と、いうわけで「ふわわ」へ。

 螺旋階段を上がり2階へ。
夕食時間を過ぎているせいか、店内には1組の客がいただけ。

喫茶店みたいな雰囲気のお店で、一番奥のテーブルに陣取る。

 メニューもたくさんあり、どれにしようか迷う。

ママさん一人で切り盛りされているようで、料理が出て来るまで少々時間がかかった。

朝から駅弁などで、ろくなものを食べていないし、乗り換えでバタバタと
忙しい1日だったので、このゆっくりした時間は、「はるばる旭川まで来たんだ」と
いう感慨にふけるのに丁度良かった。

私が注文した「シーフード野菜&カマンベール」カリー。
辛さも選べるが、私は中辛で・・・。

黄色い色をしてないカレー風味のトマトスープという感じ。

新鮮な野菜は、さっと油通しをしているみたい。
熱いカレールーをカマンベールにからめて食べる食感も楽しい。

今日1日の疲れが吹っ飛ぶように感じ、おいしくいただく。

プラス200円でサラダとコーヒー付。

こちらは相棒が注文した「シーフード野菜&きのこ」カリー。

食後のデザート(サービス)に「ラッシー」なる飲み物を頂く。
「ラッシー」なんて聞き始め、もちろん飲んだ事もない。

飲むヨーグルトを薄くしたような感じだった。

早朝からの大移動で、きっと体はくたくただろう。
ベッドに入りすぐに就寝。

一夜明け旭川は晴天。

雪のモチーフが青空に映える。

へぇ~、旭川の駅前にも温泉があるんだ。

7:00~の朝食を簡単に済ませ、旭川発7:42の列車に乗るべくチェックアウト。

旭川の新駅は2010年10月に開業したらしいが、まだ全体が完成したわけではなく
商業施設部分などは建設中。

ピープル・ウォールの濃い色合いの部分に名前が書かれている。

あまり高い所だと見えないからで・・・。

富良野線の乗り場もすっかり変わっていた。
以前は、絵が描かれた長い通路を歩いたものだったが・・・。

あまりきれいになると、旅愁を味わえないなぁ・・・などと思いながら
富良野線乗場へ急ぐ。

 


台風翻弄旅-2(旭川へ)

2011年09月12日 | 旅-北海道

今回の旅は、「大人の休日倶楽部パス」有効期間いっぱいの4泊5日。

当初は、利尻・礼文へ行く予定だったが、途中で気が変わり大雪山周辺に変更。

それも、台風12号が妖しげな動きをしているのが嫌になり、
この旅行はやめよう・・・と、全部キャンセルした。

しかし、予定していた5日間が空白になってしまうのもつまらないので、台風の様子を
伺いながら、比較的天候が安定しているだろう釧路方面へ行く事にした。

で、その行程は、1日目旭川市内泊まり、2日目霧多布湿原近くでの泊まり、
3日目釧路市内、4日目は銀婚湯で〆る予定で宿も予約し、
行程もしっかりくんでいた・・・のだが。

函館本線「森」駅を過ぎた辺りだったろうか?
海中に何かモニュメントが立っている。

帰りにも見たが、結局何か分からなかった。

札幌到着17:29。

稚内行きの「スーパー宗谷3号」で旭川へ向かう。

乗り換え時間は、わずか19分。
ラーメン1杯食べる時間もない。

 

とっておいた指定席は1号車で、同じ車両に扉があり、扉から前はグリーン車。

グリーン車を覗いてみた。

全座席は9席。
さすが、ゆったりしたスペースで座席も重厚感がある。

旭川到着19:11。

驚いた!旭川の駅がすっかりきれいになっている。

降り立つ人は少ない。

函館であれほどいっぱいだった乗客は、札幌止まりだったのだろうか?
札幌着17:29だったから、1日の行程としては札幌泊まりが妥当だろう。

↑ 初めてお目にかかる車両案内。

いいですねぇ、一目でホームのどの辺りで待つか、よく分かります。

ついでに自由席の空席まで表示してくれたら嬉しいのだが・・・。

ホームから改札への出口。

改札前のロビーも広々とし、まるでホテルのロビーを思わせる。

木工産業の盛んな町らしく、木材が多用されている。

エスカレーター横の壁はピープル・ウォールといい、
1枚1枚の板(タモ材)には、全国から応募した10000人の名前が書かれている。

寄付をした人達だろうか?

時刻は19:30。

今宵の宿「東横イン」へと向かう。


台風翻弄旅-1(函館へ)

2011年09月11日 | 旅-北海道

和歌山に甚大な被害を与えたノロノロ台風12号。

動きが遅くて、なかなか遠ざかってくれない。

3日は飛行機の欠航便も多く、果たして出発の翌4日は飛ぶのか?

ぎりぎりまで気をもたせ、心配させられたが4日は予定通り飛んでくれた。

関空からの函館便は満席。

朝と夕方の2便しかない函館便だが、直行便があるだけましか・・・。

函館空港到着。
天気、いいじゃない。
しかし暑い。

函館駅へ向かうバスから眺める函館山。

波は台風の影響か、結構うねっている。

函館で東京から列車でやってくる連れを待つのに、2時間半ほど時間がある。

駅前からバスに乗り五稜郭を見に。

 暑いし、時間もそうないので、五稜郭タワーから眺めるだけにした。

最上階まで上がっても全体を俯瞰するのは無理。

五稜郭は桜の名所。
大正時代から植えられた染井吉野など1600本もの桜があるという。

満開の桜を見たいものだが、未だに果たせてない。

 

町全体を城壁で囲んだヨーロッパの「城郭都市」をモデルに
1864年(元治元年)、7年の歳月をかけて作られた五稜郭。

1868年の戊辰戦争の敗色濃くなった頃、榎本武楊は
旧幕府軍の陸軍諸隊を収容した艦船で北海道へ渡り
五稜郭を占拠し、徳川家臣による蝦夷地開拓の許可を
明治新政府に求めるが却下。

新政府の攻撃が始まり、函館戦争。
圧倒的な戦力の差で、五稜郭に追い詰められ降伏。

五稜郭は封建制度の終焉の地となったが、1914年(大正3年)に
公園とりて市民に開放され憩いの空間となった。

以上、五稜郭タワーのパンフより抜粋。

函館駅に戻って来た。

2時間半という待ち時間、長いように感じていたが、食事をしたり
バスでの移動・・・あっという間に過ぎてしまう。

函館駅のホームには、青森へ上る「白鳥」と札幌へ向かう「北斗」が並んでいる。

乗り込むのは札幌行きの「北斗11号」。

指定はとらず自由席だったので、早くホームへ行き並ぶつもりだったが、
列車は到着していて、座りたかった席にはすでに家族連れが・・・。

今はガラガラの自由席だが、↓の「白鳥15号」が着くと、たちまち車内は満席に。

連れを乗せた「スーパー白鳥15号」が函館に到着。

大勢の人が降りて来て、「北斗11号」に乗り換える。

今回利用したJR東日本の「大人の休日倶楽部パス」。

直江津や熱海以北のJR東日本とJR北海道管内の列車は乗り放題。

指定席も6回までとれ、5日間有効で¥23000。

大阪からの私は、別途運賃が必要だが、関東の人達には凄く
有難いチケットだろう。

14:00函館を出発した「北斗11号」は一路札幌を目指す。