春の選抜大会に向けて、新チームによる秋の県大会の熱戦が各地で繰り広げられている。
神奈川県も、順調に試合が消化されているが、13日には4回戦が行われベスト16チームが決まった。
秋の大会は、新チーム故にシード校も無く 全ての組み合わせが抽選で決まるが、戦前の有力校同士の戦いが、3回戦から早くも見られた。
その一つである優勝候補同士の試合(横浜×日大藤沢、慶応×東海大相模)を観戦に出かけてきた。
保土ヶ谷球場には、試合開始前から内野スタンドは満員で、立見の状況であった。
やはり強豪同士の試合には、学校関係の応援者以外の高校野球ファンが多勢駆けつけているようだ。
横浜×日藤は、予想に反して投手戦(貧打線?)となり、中盤で日藤が3点をリードして、一気に緊張した展開になった。
横浜は、投手リレーに出たが、今年の横浜には、土屋投手のような切札エースは居ないのだろうか?
8回には、敵失がらみで2点を返したが、最後まで日藤エースを打ちあぐみ、 横浜は早くも姿を消した。
日藤が勝利を決めて時は、スタンドも選手も優勝したような騒ぎだった。
やはり「YOKOHAMA」のネームは、勝っても負けても大きいようだ。
続いての慶応×東海相模は、夏の決勝戦同士で 非常に興味を持って見ていたが、
共に、エースや主軸打線がすっかり入れ替わり、戦力バランスが変ってしまっていた。
東海相模は、慶応エースに全く沈黙していた。熱戦予想が全く外れて、前半から慶応が着実にリードして、結局は8回コールドで 見込み違いであった。
まだまだ各チームの戦力は、不安定のようだ。選抜への戦いは、これからだ。
秋空の澄み切った空気が漂い、遠くには「みなとみらい」の遠景が美しかった。