今年のスポーツ界の最大のイベントである北京オリンピック&パラリンピックが閉幕した。
約1ヶ月以上にわたり、世界が注目し、毎日一喜一憂してきたが ようやくその聖火も静かに消えた。
今回のオリンピックほど、開会前から 聖火リレーや環境汚染、人権問題などなど話題をまいたのも、これまでになかったのではないだろうか?
運営や競技の関しては、オリンピック委員会の評価も最大であり、各国の一般国民にも 大成功と写ったようだ。
ただ、開会式、閉会式の演出には、驚いた。
あの夜空を彩った花火は、全てCGによる合成であり、口パク少女も話題を呼んだ。
人海戦術で華やかに彩るショーにも驚いた。
確かに、あらゆる知恵を駆使しての 演出には見るべきものがあったと感じる。
ただ、あれはオリンピックというスポーツの祭典の開会式や閉会式において 選手や観客が楽しむためではなく、国家による政治ショーではなかったのか?
開会前から、問題視されていた国内のチベットやウイグル地区の人権問題や環境問題は、すべて した隠しにして外国のメデイアには一切見せず取材拒否だったようだ。
また、一般市民の生活もオリンピックのために犠牲にして、国家第一で対処し市民の不満も、抑え込まれたそうだ。
自国の歴史や文化をアピールして国威掲揚に徹した大会だったようだ。
かくして史上最大のショーは、大きな混乱も無く 終わったが、これからの中国が如何に大国として、大会前に問題視された課題に対処していくのか 大いに注目したい。
偽装餃子もうやむやになってしまったが、人権問題や環境問題などオリンピックの成功?で
これらの問題に蓋をしてうやむやにすることの無いように期待したい。
もし、うやむやにするようであれば、まさに偽装国家と言われるだろう。